花菖蒲は江戸時代の中ごろに東北地方に自生していたノハナショウブを改良し発達してきた花で、作られた場所により花の形が異なり、大きく江戸系・肥後系・伊勢系の3系統に分けられています。開花期は5月下旬から6月中旬で梅雨の時期に色とりどりの美しい花を咲かせ古くから人々に親しまれてきました。
この花菖蒲は多年草で毎年新たな株が増えますが、植木鉢では株分けをしないと根が一杯になって養分や水分が取れなくなり衰弱してしまいます。そのため花が終わったあと株分けをします。
(素焼きの4号鉢 用土は赤玉土6:ピートモス4、まさ土5:ピートモス5など)

(伊勢 貴宏)
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