引越しするカメたち

爬虫類生態館アイファーで飼育しているカメ類は通常屋内展示していますが、中には夏の期間に屋外に引っ越しさせるものがいます。今回は、その一部を紹介します。

(撮影:岡田 博之、文:竹田 正人)



アルダブルラゾウガメの顔

アルダブルラゾウガメの顔

アルダブラゾウガメの全身

アルダブラゾウガメの全身

アルダブラゾウガメは、アフリカ大陸の東側に浮かぶセーシェル諸島に棲んでいる世界最大級のリクガメの仲間です。大きくなると甲羅の長さ(甲長)は1mを超えるほどに成長します。当園では現在2頭を飼育しています。

 

ケヅメリクガメの顔 

ケヅメリクガメの顔 

ケヅメリクガメの全身

ケヅメリクガメの全身

甲長は最大約80cmになる大型のリクガメです。後肢と尾の間に蹴爪状の突起があることから、この名前が付いています。アフリカ大陸のサハラ砂漠の南端を横断する形で分布しています。当園では現在3頭を飼育しています。

 

アルダブラゾウガメとケズメリクガメのツーショット アルダブラゾウガメとケズメリクガメのツーショット

アルダブラゾウガメとケズメリクガメのツーショット

普段は爬虫類生態館アイファーの展示室で仲良く過ごしています。

 

スマトラムツアシガメの顔 

スマトラムツアシガメの顔 

水浴中のスマトラムツアシガメ

水浴中のスマトラムツアシガメ

別名、エミスムツアシガメと呼ばれ、東南アジアのマレー半島やスマトラ島、ボルネオ島に生息する大型のリクガメです。最大甲長は焼く50cmといわれています。暑い時期は写真のように水中を好みます。「ええ気持ちやぁ〜」って声が聞こえてきそうですね。

 

 

 哺乳類や鳥類と同様に、爬虫類にも日光が必要です。そこで、夏の間に屋外で日光浴をさせようと、今年は6月25日に園内のヒツジ広場の一角に引っ越しさせました。3種類の他にヒョウモンガメ3頭も引っ越ししています。秋口にはアイファーのガラス越しの部屋に戻します。夏空の下のカメたちに会いに来てください。