夜行性動物舎に入るとみなさんはすぐに暗くて怖くて臭いとよく言われていますが、この夜行性動物舎には、日本ではこの天王寺動物園でしか見られない飛べない鳥キーウィや、あまり他園で見られないネズミカンガルー、今TVでよく出ているフクロモモンガ、日本でおなじみのタヌキ、今でしたらヒメハリテンレックの赤ちゃん等たくさんの動物がいます。今回は、その中の一部をご紹介します。
(撮影・文:辻本 英樹)
日本の本州・四国・九州・対馬と朝鮮に生息。いつも走り回って甲高い鳴き声を発しています。
カシミール・チベット・中国・台湾・マレー・スマトラ・日本に生息。大体はさし木の上でじっとしていますが、給餌の時は夢中に食べています。
オーストラリア・タスマニア島に生息。普段は巣箱の中に入ってよく寝ていますが、たまにウロウロと歩いています。
ニューギニア・オーストラリア北部・東部・タスマニア島に生息。最近はTVにもよく出て、ペットとしてもよく飼われています。現在♂と♀の見合い中。
中央及び南アメリカに生息。夕方の掃除の際は、飼育員におやつのおねだりをして離れません。
トルコ、キプルス、パキスタン、エジプトに生息。朝と夕方の給餌の様子は圧巻。主食はフルーツで、別名フルーツバットと呼ばれています。
オーストラリア南西部・クイーズランド州一部に生息。普段はカンガルーのようにピョンピョン飛び跳ねています。餌は前足を上手に使い食べています。
ベトナム・ラオスに生息。普段はあまり見つけにくいのですが、朝の給餌では、名前の如く、ゆっくりと動いて餌を食べる姿をご覧いただけるはずです。