は虫類生態館(アイファー)のヘビたち


 ヘビは南極大陸を除く世界中の森林、草原、砂漠、川、海に生息しています。アイファーではいろいろな環境に生息するヘビをご覧いただくことができます。

 それでは入り口から順に紹介しましょう。

(構成:市成 崇)

 

アカダイショウ

アカダイショウ

北アメリカの温帯湿地エリアで生息域が同じアメリカハコガメと仲良く(?)暮らしています。地面にいないなと思ったら右側の岩場の上に乗っているかもしれません。

ケニアスナボア

ケニアスナボア

普段は砂に潜り、餌(えさ)となるネズミなどを待ち伏せすることからこの名前がついたようです。砂に潜ってしまうと姿が見られませんので、透明のアクリル板を使い、ご覧いただけるようにしています。

インドニシキヘビ(ビルマニシキヘビ)

インドニシキヘビ(ビルマニシキヘビ)

アイファーでの最大のヘビです。大きくなれば、全長3〜4mぐらいになります。当園のものはまだ成長途中で小さいですが、卵はここ3年連続で産んでいます。残念ながらまだ孵化(ふか)はしていません。

ボアコンストリクター

ボアコンストリクター

比較的おとなしい性格のヘビで、動物園で行ういろいろなイベントには、たいていこのヘビがゲストで登場します。とはいっても、「コンストリクター」とは「絞め殺す者」という意味があります。

ミドリニシキヘビ

ミドリニシキヘビ

この色を見て、「きれい!」とか、「うわ〜!」とか様々な感想が聞こえてくるヘビです。普段は枝に留まっていることが多いのですが、よく見てみると枝に体を巻きつけていないことが分かります。バランス感覚抜群です。

ボールニシキヘビ

ボールニシキヘビ

ペットとしても人気のあるニシキヘビの仲間で、危険を感じるとボールのように丸くなるのでこの名前がついています。ボールニシキヘビには昔、ヘビたちには足があった名残であるツメのようなものを、尾の付け根あたりに見ることができます。

アオダイショウ

アオダイショウ

最後は日本の自然エリアのアオダイショウ。最も身近にいるヘビで、大阪市内でもよく見られます。山地から森林、平野部の人家近くまで、さまざまな環境に生息しています。主にネズミを食べているので大切に扱われてきました。