は虫類生態館(アイファー)のヘビたち


 天王寺動物園は1989年6月1日にコアラの飼育を開始し、28年が経過しました。オーストラリアのメルボルン動物園から合計10頭のコアラが来園し、赤ちゃんも9頭生まれています。

 今回は現在飼育している4頭のコアラのプロフィールをご紹介しましょう。

(構成:辻本 英樹)

 

ミク(雄)

ミク(雄)

1991年7月26日に天王寺動物園で生まれました。年齢は21歳で日本国内最高齢のコアラです。性格は穏やかでマイペース、現在はバックヤードで飼育していますので、ご覧いただくことはできませんが、3月後半以降、暖かくなれば毎週日曜日の午前中に屋外展示場で日なたぼっこさせることがあります。

クミ(雌)

クミ(雌)

当園唯一の雌でミクと兄弟です。1992年9月25日に天王寺動物園で生まれました。20歳は国内2番目の高齢コアラです。性格はデリケートでですが、食欲は旺盛で、雌なので雄ほどは重くありませんが、体型は少しポッチャリしています。出口側の展示室で、ご覧いただけます。クミも、暖かくなれば毎週木曜日、天気がよければ、午前中に屋外展示場で日光浴させます。

アルン(雄)

アルン(雄)

1996年4月19日に天王寺動物園で生まれ、今年の誕生日には17歳になります。若い頃はやんちゃでしたが、今は歳を取り穏やかになりました。アルンは入口側の展示室でご覧いただけます。アルンも、3月後半以降の毎週水曜・土曜日、天気がよければ、午前中に屋外展示場でご覧いただけます。

 

タラオ(雄)

タラオ(雄)

表紙の説明にも出ているように、天王寺動物園で一番若いコアラです。まだ3歳ですが、そろそろ大人の仲間入り、早くお嫁さんに来てほしいものです。タラオは真ん中の展示室でご覧いただけます。タラオも、3月後半以降の天気のいい火曜・金曜日の午前中には屋外展示場でご覧いただけます。

 

以上の4頭が天王寺動物園で、ご覧いただけるコアラですが、実は、もう1頭天王寺動物園のコアラがいます

アーク(雄)

アーク(雄)

今は淡路ファームパークにブリーディングローンで貸し出しています。アークは2006年12月15日にメルボルン動物園で生まれ、2008年6月24日に天王寺動物園にやってきました。タラオの父親で、同時に来園したスピカ(雌)が死亡したので、2011年11月9日からに貸し出し、淡路ファームパークの雌と繁殖を目指していますので、ご覧いただくことはできません。