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生後3日目
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もう上下2本ずつ門歯が生えているのが分かりました。
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5日目
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保育器の中にダンボール箱を入れて収容しているのですが、高さ20cm位の縁に手をかけ立ち上がるようになったため、もしものことを考えて高さを10cm上げることにしました。両腕の発達が他の部分に比べて早いことが目に付きました。同時に人工哺育の特徴的行動である指しゃぶりが見られ、また動くものを目で追っているようすも確認できました。
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7日目
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天気も良いので初めて日光浴のため外に出してみました。発達段階において日光浴は欠かせないからです。
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13日目
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さらに2本下の歯(第2門歯)が生えてきました。
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14日目
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バナナを与えてみると少しだけなめるように食べました。後ろ足も力強くなってきました。足を使ってダンボールの箱に登るような体勢もとれるようになりました。同じマカク属のニホンザルの子供でもこの頃になると一人歩きすることができるので、これから日を追って行動が活発になっていくことと予想されました。
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24日目
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バナナをなめるだけでなく飲み込むことができるようになり、量もわずかずつ増えてきました。
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29日目
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昼間は保育器から出しておくことにしました。日光浴のため外に出すと散歩するようになり、後ろ足の筋肉の発達が目立ってきました。
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43日目
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動物病院からサル舎へ移し、通常のケージで飼育を始めました。手足をかけられる部分が増えたため、活動も立体的になり、より活発になりましたが、しがみつくことができるタオルを入れておくことは欠かせません。
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51日目
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ケージ内でも、また、閉園後芝生の上で、遊ばせるとよくピョンピョンとジャンプをします。バナナやムシイモもよく食べました。この頃では哺乳回数は1日3回です。離乳食は少しずつですが親に与えている食物と同じ種類を今は食べなくても与えることにしました。人間用の離乳食を与えてみたことはありましたが、食べたのは一時的でした。むしろ固いものの方を好むようでした。
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65日目
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65日目の6月14日午後から入園者の方々に見ていただこうと、サル舎で一般公開を始めました。
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70日目
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体重900g。この頃の体重増加は1日10g〜20gになります。
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75日目
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哺乳回数を1日2回としました。1回の哺乳量は40mlです。固形食も口にしているので体重の減少はありませんでした。
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89日目
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89日目に体重が1kgになりました。そして哺乳は1日1回としました。
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99日目
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気がつくと、色白だった顔がずいぶん黒くなってきました。
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155日目
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哺乳を終了しました。
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173日目
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9月30日。体重1420gにまで成長しました。今まで数回便が柔らかくなったことがありますが、ほとんど問題なく育ったと思います。
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今はまだ1頭暮らしですが、できれば春頃には他の個体と同居させ本来のシシオザルとしての
生活をさせたいと考えています。種の保存計画に参画できるシシオザルとして、これからが
真の課題に向けてのスタートになるでしょう。
飼育課:岡田博之、山野道雄、尾曽芳之、大野尊信(文責)
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