天王寺動物園のキーウィの死亡について

令和6年8月5日(月曜日)にキーウィの「プクヌイ」が亡くなりました。

プクヌイは、昭和63年10月29日にニュージーランドで生まれ、平成3年7月15日に天王寺動物園に来園しました。
昨日(4日)朝、プクヌイが起立困難となっているところを発見し、レントゲン撮影を行ったところ、お腹の中に卵が確認されました。卵は大きく割れており自力での排出は困難と思われたため、麻酔下で開腹手術を実施し、動物病院に入院させていましたが本日8時40分に死亡を確認しました。

なお、カラス等による被害を防ぐ観点から、献花台は設置しません。

■キーウィ「プクヌイ」について
(1) 性 別   メス
(2) 出生日   昭和63年10月29日(35歳)
(3) 来 園   平成3年7月15日
(4) 死亡日時  令和6年8月5日(月)午前8時40分死亡確認

■キーウィについて
・和名:キーウィ
・英名:North Island Brown Kiwi
・学名:Apteryx mantelli
・分類:キーウィ目キーウィ科
・分布:ニュージーランド
・生態:ニュージーランドの国鳥で、亜熱帯や温帯の密林を好むが、低木林、再生林、外来種のマツ植林地、牧草地にも生息しています。名前は鳴き声に由来します。翼は退化しており、尾羽はありません。無脊椎動物を主食としており、視力は弱いですが、嗅覚が非常に発達している鳥です。鼻孔は嘴の先端近くにあり、エサを探すのに役立っています。絶滅危惧種で個体数は減少傾向にあり、IUCN(国際自然保護連合)レッドリストはVU(絶滅危惧Ⅱ類)に分類されている。
・当園飼育頭数:プクヌイの死亡により、当園で飼育しているキーウィはいなくなりました。

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