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動物園との調査研究Research Activities

 

動物園では、絶滅が心配されている種を含む様々な動物を飼育しています。動物を健康に飼育し繁殖させるためには、どのような餌をどれだけ与えればいいか、どのような巣を用意し、いつオスとメスを出会わせれば繁殖するのか、どういった病気や怪我に注意しなければならないかなど、幅広い情報を知っておく必要があります。このような情報は動物種によって違っているため、一つ一つ解き明かしていかなければなりません。動物の調査研究も動物園の重要な使命の一つなのです。保全が必要とされる動物種がますます増えていく中で、動物園における調査研究の重要性は高まっています。

天王寺動物園でも、調査研究の取り組みを推進しようとしています。当園が単独でできない調査研究については、他の動物園や水族館と連携し、大学などの研究機関と協力しています。今後も野生動物に役立つ成果が得られるように、組織的な活動を進めていきます。

 

天王寺動物園での共同研究の実績(一例)

内容対象動物資料
データロガーを用いた飼育動物の行動計測クロサイ、キーウィ
動物細胞の不死化細胞株に関する研究全般
ホッキョクグマの毛の縦方向の切断ホッキョクグマhttps://www.lebel.co.jp/laboratory/column/190817/
ホッキョクグマ母子の行動発達研究ホッキョクグマ
チュウゴクオオカミに対するQOL拡大のための取り組みチュウゴクオオカミ
環境保全教材の開発と啓発効果の検証イヌワシ
マレーグマおよびブチハイエナの繁殖に関する研究マレーグマ、ブチハイエナ
クマ類の着床遅延に関する研究クマ類
現生鳥類の成長に伴う骨格形態の研究鳥類
アルダブラゾウガメの消化速度と体温/活動量に関する研究アルダブラゾウガメ
日本の動物園建築における社会的な位置づけ及び建築様式の変遷についての研究
ペンギン舎の新設がペンギンと来園者の行動に与える影響フンボルトペンギン

 

研究者のみなさまへ

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