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園長ごあいさつMessage from the Director

 地方独立行政法人天王寺動物園 園長の向井でございます。

 

 令和3年4月、初めて園長に就任した当時は、新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休園が続き、スロースタートとなりましたが、今では海外からのお客様の数もほぼ回復してきているようで、入園者数も以前の状態となり、園内も賑わいを取り戻し、大変嬉しく思っている次第です。

 

 しかしながら、園内は工事の為、白い鋼板塀が張り巡らされ、ご来園のお客様には、ご迷惑をお掛けしているところであり、大変申し訳なく思っているところです。そのような中、4月26日には、新施設「ペンギンパーク&アシカワーフ」がオープンの運びとなり、ペンギンやアシカの躍動感あふれる生態を是非、観察して頂ければと思います。この新施設は、天王寺動物園101計画に基づいた、「海洋動物と遭遇する『地球横断の旅』を通じ、地球規模の海の問題を知る」ことをコンセプトにした整備の一環であり、大阪関西万博の年、2025年(令和7年)に向けては、ホッキョクグマ舎をオープンの予定です。その暁には、海洋動物ゾーンとして、地球規模の旅を完結することが出来ます。

 

 2023年は、世界動物園水族館協会(World Association of Zoos and Aquariums:WAZA)の動物福祉ゴールの年であり、当園もその一員として動物福祉の評価を受けることになります。更なる動物福祉の向上を目指し、施設整備、環境エンリッチメント、ハズバンダリートレーニングなどハード面・ソフト面の両面で、動物のことを第一に考えた動物園運営を推し進めて参ります。

 

 今後も、人にも動物にもやさしい動物園を目標に、国際社会に貢献し、世界に誇れる動物園となるよう天王寺動物園は進化して参りますので、ご支援・ご協力を賜りたく、どうぞよろしくお願いいたします。

 

令和5年4月吉日

 

地方独立行政法人天王寺動物園
園長兼理事 向井 猛

園長(理事兼務) 向井 猛
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