天王寺動物園のカリフォルニアアシカのキュッキュが出園します

お知らせ

本件については、国内飼育園館数に誤りがありましたので、下記(注)のとおり令和3年12月15日16時に一部内容を修正しています。

このたび、天王寺動物園で飼育しているカリフォルニアアシカのキュッキュ(メス・2歳)が、高知県立のいち動物公園で繁殖を目指すために、ブリーディングローン(注)契約により出園します。

キュッキュの出園は令和3年12月20日(月曜日・休園日)を予定しておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためお別れ会は開催いたしません。

(注)ブリーディングローン

動物園同士が繁殖を目的として動物を貸し出し、あるいは借り入れする契約のこと。貸し出した動物の所有権を元の動物園に残したまま動物を移動させることができるので、希少動物の繁殖が活発に行えるメリットがある。生まれた子どもの所有権については両者で協議する。

天王寺動物園のカリフォルニアアシカ キュッキュ

性別:メス

生年月日:令和元年6月3日(天王寺動物園生まれ)

年齢:2歳

体重:約40キログラム

カリフォルニアアシカについて

体は水中を泳ぐのに適した紡錘形をしている。毛色は雄は黒褐色や暗褐色で、雌はやや明るく黄褐色をしている。尾は短く、後脚の間に隠れるようになっている。体長は雄は2.2~2.4m、雌は1.8~2.0m程度。雄の方が体が大きく、成長した雄は額がこぶのように盛り上がる。

生息地は北アメリカ西海岸沿岸(アラスカ南東部からメキシコ中央部)で、繁殖は5~8月にかけて見られる。一夫多妻で、この時期の雄は5~20頭の雌とハーレムを形成する。妊娠期間は約1年、ふつうは1産1子を出産する。

主に魚類を食べるが、イカなどの軟体動物や時には貝類なども食べる。

地上では前脚と後脚で体を支えて歩く。水中では前脚を巧みに使って自由に泳ぎまわり、潜水能力にも優れている。

(注)国内飼育園館数を53から46に修正しています。

国内飼育園館数:46

国内飼育頭数:204(園館数、頭数ともに令和2年末時点)

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