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インタビューInterview

動物飼育専門員(企画班)
中原

自己紹介をお願いします。

2021年4月から天王寺動物園で働きはじめました新人動物飼育専門員の中原です。
幼いころから生き物が大好きで、専門学校を経て21歳からこの業界で仕事をさせてもらっています。最初は神奈川にある大型水族館で仕事をさせてもらいましたが、この数年間は飼育員ではありませんでした。生き物が暮らす水槽の水質管理や機器管理を勉強させてもらい、その後は水質管理をしながらの飼育員となりました。この水質管理の経験のおかげで、完全屋内型水族館や動物園など様々な場所で水質管理しながら飼育員として仕事をさせてもらいました。これまで2つの新しい水族館の立ち上げにも関わってこられたことも、とてもありがたい経験です。100年以上という歴史をもつ天王寺動物園の良い部分を受け継ぎつつも新たな魅力を発信していけるように、これまでの経験を生かしていきたいと思っています。

中原さんからみた、天王寺動物園の魅力を教えてください。

私の思う天王寺動物園の魅力は2つです。まず、国内でも有数の歴史ある動物園という点、戦前から開園していることもあり貴重な標本を有していることや戦時中の様子を知ることもできる施設であるというのは、大きな魅力だと思っています。2つ目は、新たに変わろうとしている点です。2021年の独立行政法人化もそうですが、獣舎整備や大幅な人材の増員を行い、新しい天王寺動物園へ変わろうとしているところです。他園にはない取り組みに着手し、今後変化していく点も独自の魅力だと思っています。

動物飼育専門員(企画班)という仕事の魅力と大変な点について教えてください。

企画班は、他の班の動物飼育専門員と共に動物福祉の向上に務めたり、教育普及活動をしたりと動物以上に人と関わることが仕事の1つです。動物を軸として様々な人たちと関わり、内部にも外部にも輪を広げていけるところが魅力であり、大変な点でもあると思います。伝え方は受け取り手に伝わりやすいように発信しなければ、届けたくとも届かないので、その点が難しくもあり、やりがいでもあるのだと思っています。

今後天王寺動物園で中原さんが取り組んでみたい野望について教えてください。

天王寺動物園を、大阪の身近な自然に関して気づいてもらえる場所にしていきたいと考えています。私は、今回の転職で初めて大阪に住みましたが、大阪にも素敵な自然が残されていることを知りました。根強いファンが多く、発信力をもっている天王寺動物園だからこそ、身近な自然に目を向けることで、動物も人もより住みやすい街づくりに繋げていけるはずです。そのために、私自身が大阪の自然や多くの方々との交流を大切にしていきたいので、園内で見かけたら気軽に声をかけてください。

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