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インタビューInterview
新人獣医師
高見
自己紹介をお願いします。
今年(2021年)大学を卒業したばかりの、新米獣医師です。
兵庫県出身なので、幼い頃から天王寺動物園には何度も足を運びました。物心ついた頃には「いつかこんな動物園で動物のお医者さんとして働きたい!」と思っていたので、実際に獣医師となりその夢が叶った現在、本当に嬉しく思っています。新しいこと、知らないことの連続ですが、獣医師の先輩方や飼育員の方々に教えていただきながら勉強中の毎日です。
学ぶべきことは沢山ありますが、天王寺動物園や動物園業界に貢献できるよう、楽しんで、また全力で仕事に取り組みたいと思います!
高見さんからみた、天王寺動物園の魅力を教えてください。
大阪市内という立地でありながら、広大な敷地面積と飼育動物数を誇る天王寺動物園は、街中から一瞬で自然の中へワープしたかのような体験ができます。
例えば、アフリカサバンナの環境を模して展示を行っているサバンナエリアでは、実際に自分がそこへ行ったような感覚で、様々な角度から動物を探してみてください。新たな発見がたくさんあると思います。
今後、天王寺動物園で獣医師として取り組んでみたいことについて教えてください。
まずは獣医師として飼育動物に適切な診療が行えるよう、毎日の経験を積み重ねながら、勉強を続けていきたいです。また、野生動物を数多く飼育する動物園だからこそ、その調査・研究活動にも力を注ぎたいと思っています。
野生動物はその生態が明らかになっていないものも多く、そのため飼育や繁殖が難しく、保全活動などがうまく進まないこともあります。そこで、野生動物の行動や繁殖生理などに関して知識を深め、保全や動物福祉に結び付けられるような調査・研究活動が重要となってきます。私自身も、日々の診療や観察の中で、獣医師だからこそ関わることのできるテーマを見つけ、積極的に取り組んでいきたいです。
将来獣医師を目指す人にひとことお願いします。
獣医師といっても、本当にたくさんの進路、活躍の場があると思います。そのどれもが人と動物の共生する未来にとって非常に大切な仕事で、なくてはならないものです。これから先獣医師を目指すにあたって様々な困難があるかと思いますが、自分の将来の姿を思い描いて、頑張ってください。