こんにちは。飼育スタッフです。
先日お知らせさせていただいたとおり、6月18日に発生した地震による余震を警戒して、現在チンパンジーの屋外展示を中止させていただいているところですが、最近のチンパンジーたちの様子について、飼育担当者からお知らせします。
地震の翌日にはごはんを大量に残したりしました。不安定な気持ちが長引くかなぁと心配で、阪神大震災時にチンパンジーを担当していた先輩に当時の事を色々教えてもらったりしました。
地震のあとのチンパンジーたちの様子を少しご紹介しますね。
<ミナミの場合>
普段から甘えたなところがあるのですが、地震の直後は特に甘えてくるそぶりを多く見せたので、なるべく一緒にいるようにしました
地震の次の日もまだ不安そうで、前に座ると手を握って、背中を掻いてと甘えてくるミナミ。
<レモンの場合>
天王寺動物園のチンパンジーの中で一番こわがりのレモン
地震の翌日、プテリおばあちゃんと一緒にしたところ、安心したのかごはんを食べてくれました。そのため、その日から昼間はプテリと一緒に過ごせるようにしています
チンパンジーたちは私たちが気づかないような小さな余震でも気づくので、完全に落ち着くにはもう少し時間がかかりそうです。しかし、日が経つにつれて、落ち着きも食欲も徐々に取り戻してきていますので大丈夫です
動物たちのことを気にかけていただいた皆さま、ありがとうございます
チンパンジーの様子ではないですが、地震があった当日の午後、獣舎の点検で屋外展示の丸太の上に登りました。
普段チンパンジーのみんなが見ている景色風がとても気持ちよかったです
余震の心配も落ち着き、チンパンジーたちの気持ちも落ち着いて、
また横になったり、毛づくろいをしあっている姿がはやく見られますように