シシオザル(オス)のバケットは、お兄ちゃんのバターと一緒に2019年に長野市城山動物園からやってきました
バケットは城山動物園にいたころから発作があったそうですが、今年に入りてんかんの症状を頻発するようになったため、2月から屋外展示場を動画で撮影し、発作の頻度や症状を毎日観察しています。
3月には大阪府立大学獣医臨床センターでCT検査とMRI検査の精密検査を行ってもらいましたが、幸い、脳には明らかに発作の原因になるような異常はないということでした。
(裏を返せば、原因が分からないということなのですが・・・)
バケットは、サル舎の屋外展示場では向かって左上の台の上にいることが多いため、てんかんの症状が出て台から落ちてもケガをしないよう、台の下の高さでネットを張りました。
来園者のみなさまにはバケットを見にくくなってしまうのですが、ご理解よろしくお願いいたします
バケット撮影用のビデオカメラは、サル舎の向かい側のシカ舎側に設置しています。
しかし、レンズを覗き込まれる来園者の方にカメラのピントが合ってしまい、その後、バケットにピントが合わず動作を確認できなくなることが幾度かありました。
「発作持ちのシシオザルを観察しています」という張り紙はしていたのですが。。。(ノд・。)
そこで、より高さのある三脚をDIYで作製中です
材料は、マイクスタンドと壊れたカメラ三脚とプラケース等々。
ビデオで観察する限り、最近は発作は少なく、おだやかに日々をすごしているようです。
今後もバケットの観察を継続し、発作の症状とうまくつきあっていく方法を見つけられればと考えています。
あたたかく見守ってください。