世界サイの日 ☆3日目☆

みなさんこんにちは
いつもブログをご覧いただきありがとうございます

さて、世界サイの日から3日目となります今日は、昨日の続きをお話します。
まだ1日目、2日目のブログをお読みでない方は、何のこと??ってなっちゃうと思うので、
是非こちらから先にお読みください。
というわけで、サミアとライに大きな期待を寄せているのですが、
この2頭、本当に相性がよく、とっても仲良しでいつもじゃれあっています。
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繁殖の方はというと、
同居を始めてから、何度もマウント行動(交尾のためにオスがメスの背中に乗る行動)が確認できました。
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ただ、ライもサミアもまだまだ若く、最初の頃は、上に乗ったライに対して、サミアが身体を反転して遊ぼう!!と言わんばかりに角突きを要求したり、ライの身体がすぐにずり落ちてしまったり、、、と
なかなか交尾にいたりませんでした。

ところが、状況が変わったのが、2020年1月の発情期。
なんと、初めて交尾行動に進展が見られました!!

気づいた飼育担当者が大慌てで動画をまわしに行って撮れた交尾の映像です。
※サイの交尾は、人によっては衝撃映像となる可能性がありますので、ご注意ください。

このとき初めてインサート(挿入)に成功しました☆
しかしながら、動画を最後までご覧いただいた方はお分かりかもしれませんが、
なんと、ライくん興奮のあまり脚を滑らせて大転倒。。。
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ライくんには申し訳ないのですが、つい笑ってしまう珍映像となってしまいました

サイの交尾は通常非常に長く、一度のインサートで何度も射精をするのが一般的です。
そのため、本来なら30分以上も続くのですが、このときは転倒により2分ほどで終わってしまったため、射精にはいたらなかったと思います。
この長い交尾の間、ずっとこの姿勢を保つため、また、メスを離さないために、サイのペニスは先端が左右に拡がる形をしています。
こけた瞬間のペニスの形は、私たちも見たことがないほど拡がっていましたので、
笑える反面、大変興味深い映像が撮れたなぁと思っています。

次の発情のタイミングで、ライくんがより踏ん張ることができるよう、
ここから、運動場にたっぷり土を入れて足元を整えるなどを行い、、
ついに6月と7月に射精を確認することができました!
発情周期に乱れはないので、今はまだ妊娠に至っていない可能性が高いですが、おおきな進歩です。

しかし、ここ最近、これまでライくんと横並びでごはんを機嫌よく食べていたサミアが、
急に、ライくんが隣でごはん食べようとすると怒るようになりました。
かと思いきや、寝室ではサミアがライに自分の分の木の枝をお裾分けしたり、

寝るときには一緒にいたりするので、嫌いになったわけではなく、これもサミアが大人になっている証拠かなぁと思いながら眺めています。

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↑サミアがお裾分けした木の枝を2頭で仲良く食べているところです。笑
ライくんは非常に紳士なので、サミアが突然怒っても、自分は怒らずにサミアに合わせてくれるので見ていてほっこりします

のんびりペースではありますが、2頭のペースでゆっくりと成長しており、私たちとしても今後非常に楽しみです。
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サイの発情周期はおおよそ1ヶ月に数日間のペースでやってきますので、ご来園のときには、是非サイのグラウンドにお越しください(^^)

ただし、サイは大きい音や知らない声にとっても敏感なので、仲睦まじい2頭が驚かないように、静か〜に見守ってあげてくださいね。
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