ニホンジカのヒノマルが亡くなりました。

ニホンジカのヒノマル(オス)が、12月21日に亡くなりました。

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ヒノマルは今年の6月22日にみさき公園から、他の4頭といっしょにやってきました。
みさき公園にいるときから痩せが目立っており、天王寺に仲間入りしてからも食べる量を注視していました。

最近は他の4頭から離し、もともと天王寺で暮らしているおばあちゃんのゑつ子といっしょにし、しっかりとごはんを食べられるようにしていました。
それと同時に、採血を実施し、健康状態を観察していました。

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(採血のようす)

寒さが一気に厳しくなってきた12月18日には座り込むすがたが見られ、加温するために屋内の非展示エリアへ移動しました。

ごはんをしっかりと食べてはいたものの、座り込む時間が増し、立つ力も次第に弱くなってきていたところ、12月21日の朝にけいれんを確認し、9時50分頃に亡くなりました。

解剖検査の結果、明らかな所見は見られず、衰弱と判断しました。

みさき公園からやって来た他の4頭もヒノマルと同じ2005年に導入されており、高齢なシカたちです。
ゑつ子と同様に体調変化を注意しながら、冬を乗り切ってもらえるよう努めます。

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