レッサースローロリスのナッツを治療

みなさん、こんにちは

今回は、レッサースローロリスのナッツ(オス)の動きがにぶいということで、夜行性動物舎へ

ナッツをヒーターであたため、注射で補液をしたところ、、、
(体の大きな動物には人と同じような点滴をしますが、レッサースローロリスは体が小さいので、注射器を使います)
ナッツに補液

活発に動けるようになりました
(“スロー” ロリスにしては活発、という意味ですが
ナッツ

治療中にしっかりしたウンチをしたため、エサは食べられていると判断し、
また、ナッツは性格がやや神経質なところもあるため、慣れない場所の動物病院に入院してもらうよりも、夜行性動物舎の自分の部屋でペアのピー(メス)と一緒にすごすほうがよいだろうと考え、念のため、元の部屋にヒーターをさらに追加しナッツを戻しました。

ナッツをよろしくね、ピーちゃん
ピー

その後は、夜間の置きエサも朝になれば減っていて、ナッツの目の前にコオロギを差し出すと食べてくれる日もあります。
冬の間はあたたかくしてもらって、春を待ちたいと思います

【 レッサースローロリスについてのお願い 】
レッサースローロリスは、熱帯アジアの森にすむサルの仲間で、絶滅危惧種です。
ペットとしての輸入は禁止されていますが、ナッツもピーも日本に密輸された際に発見され、保護されました。
(同時に保護されたわけではありません。別の密輸です

レッサースローロリスを購入する人がいると、密売や密輸、密猟は無くなりません。
レッサースローロリスを守るためにも、購入しないでください。
野生動物を守るためのお願いです。

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