みなさん、こんにちは!
ブログのタイトルにあるとおり、5月16日は世界マレーグマの日でした。
本日は世界マレーグマの日について改めて紹介し、当日に行ったイベントについてもお話しします![]()
世界マレーグマの日って??![]()
この日は、保護されたマレーグマが世界で初めて野生復帰(※)を果たしたことを記念して制定されました![]()
1頭でも多くの保護個体が野生に帰れるようにと願いが込められています。
また、多くの人にマレーグマと、その生息環境である熱帯雨林の保全について知ってもらうことも大切な目的の1つです。
※ 野生復帰:飼育下で育てた野生動物を生息地に戻し、野生下の個体数を回復させる取り組み。
「BSBCC」をご存じでしょうか?
BSBCC(ボルネオマレーグマ保護センター)とは、ボルネオ島のマレーシア・サバ州にある、世界最大級のマレーグマ保護施設です![]()
この施設の研究者であるウォン・シュテ氏が世界マレーグマを制定しました。
ここでは、違法飼育やペット取引などの被害に遭ったマレーグマたちが保護されています。
BSBCCでは、マレーグマにより良い環境を与えることや、リハビリを行い、野生へ帰すことを目指しています。
施設内では、自然林の一部を活用した放飼場で飼育しており、野生下で見られる行動を観察することができます。

BSBCCの飼育場の環境。自然林を使い休んでいるマレーグマの様子はまさに野生そのものです😮
その一方で、マレーグマにはまだ解明されていないことも多く、なぞの多いクマとしても知られています。
そのため、BSBCCでは研究や教育普及活動にも力をいれ、多方面からマレーグマの保全に取り組んでいます![]()
ちなみに、天王寺動物園はBSBCCと共同イベントを実施し、より多くの方々にマレーグマの現状をしっていただく取り組みを行っています。
過去の共同イベントの動画
【前半】マレーグマってどんなクマなの?~生息地ボルネオ島のBSBCCからLIVE中継~
【後半】マレーグマってどんなクマなの?~生息地ボルネオ島のBSBCCからLIVE中継~
しかし、残念なことにマレーグマの個体数は過去30年間で30%以上も減少していると言われています![]()
IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは、野生動物は絶滅の危険動に応じて絶滅危惧種を9つのカテゴリーに分類されています。
その中でマレーグマは、絶滅の危機にあるものの、保全活動によって回復の可能性がある種を指す「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」に指定されています。
今すぐにでも絶滅してしまうというワケではありませんが、このまま個体数が減少していくと、野生のマレーグマを見られなくなる未来が訪れるかもしれません。
マレーグマが減った原因と私たちにできること
マレーグマがこれほどまでに数を減らした主な原因としては、生息地の減少、違法な飼育やペット目的の密猟や取引などが挙げられます。
個人の力で、ましてや日本にいながらにして、これらの原因に直接対処することは極めて困難ですが、遠く離れた日本からでもマレーグマのためにできることもあります。
例えば、「エシカルマーク」が付いた商品を購入することで、マレーグマの生息地である熱帯雨林の環境保全に貢献することができます。
エシカルマークとは商品やサービスが環境、社会、地域に配慮されていることを証明したマークです。
エシカルマークには様々な種類がありますが、その中でもパーム油の生産に関わる「RSPO認証マーク」は、野生のマレーグマと深く関わっています![]()
パーム油は日本でもパンやカップラーメンなどの食品をはじめ、洗剤などの日用品にも幅広く使用されています。
しかし、パーム油の原材料であるアブラヤシの農地とするために、年間数千㎢もの熱帯雨林が失われています。
その熱帯雨林に住んでいるのがマレーグマなどの野生動物です。
RSPO認証マークは環境に配慮し、持続可能な方法で生産されたパーム油製品につけられています。
未来でもマレーグマの姿を見られるように、「RSPO認証マーク」を探していただけたら嬉しいです![]()
天王寺動物園で行ったイベントの紹介
①5月15・16・17日のシーレット「世界マレーグマの日特別ガイド」の実施

ガイドの様子
当園で飼育しているマレーグマのマーサの展示場前で特別ガイドを3日間実施しました。
ガイド内容はマレーグマの生態、生息環境、エシカルマークについて、最近のマーサ、与えている餌、実施しているエンリッチメントについてなどなど。
事前告知なしで実施しましたが、たくさんの方に聞いていただきました![]()
②インスタライブ「マレーグまみれ〜!」への参加
高知県立のいち動物公園主催のインスタライブに当園も参加し、全国のマレーグマファンの方々にマーサの近況を報告しました![]()
このインスタライブにはマレーグマ国内飼育館の札幌市円山動物園・甲府市遊亀公園附属動物園・豊橋総合動植物公園・名古屋市東山動植物園・地方独立行政法人天王寺動物園・周南市徳山動物園・福岡市動物園・沖縄こどもの国、そして生息地の保護施設BSBCC・BSBCC Japanが参加しました。
③インスタライブ「マレーグまみれ〜!」バブリックビューイング IN TENNOJIZOOの開催

会場の様子
「マレーグまみれ〜!」のライブ配信を天王寺動物園内の一室を会場にして公開視聴したイベントです。
ありがたいことに会場はほぼ満員となりました。
各園のマレーグマの魅力を多くの方々と一緒に視聴でき、会場では参加者のみなさまで感想を話しあってくださいました。
当園のマレーグマが登場した際は歓声が上がりました![]()
今年も世界マレーグマの日が盛り上がり、マレーグマ飼育担当者としてもとても嬉しい限りです。
特に「マレーグまみれ〜!」は全国の飼育園館と共同で実施され、非常に意義のあるイベントでした。
このようなイベントを実施・お誘いして下さった高知県立のいち動物公園様にはこの場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
他のマレーグマ飼育園館でもイベントの様子の報告があるかもしれませんので、ぜひSNSやブログ等をチェックしてみてください。
それでは今日はこのへんで、おおきに~![]()


