ブログをチェックしていただいている皆さん、こんにちは。
本日はおめでたい話題をお届けします!
毎年(公社)大阪府獣医師会・大阪市獣医師会により開催されている「大阪動物愛護フェスティバル」というイベントがありますが、その一環で「長寿動物表彰」というものが行われています。
そのイベントで、今年は天王寺動物園のニホンコウノトリ リコが表彰されました!!
2019年のメガネグマ ダイスケ、2020年のフタコブラクダ ジャックに続く表彰となります。
ニホンコウノトリのメス リコは推定36歳、1985年ごろに中国黒龍江省の省都ハルピンで捕獲され、1991年4月6日に多摩動物公園より天王寺動物園にやってきました。
天王寺動物園では現在、ペアのユキムラ(オス)と共に飼育され、国内の最高齢産卵記録(2021年)を持っています。
ニホンコウノトリは、明治ごろまで日本の野生下で繁殖していましたが、乱獲や住処となる高木の切り倒しなどの影響を受け、その後野生の個体は姿を消してしまいました。現在は各地で飼育下における保護増殖、また野生復帰の取り組みが行われている、日本の特別天然記念物です。
今年も昨年同様、新型コロナウイルス感染症の影響により「大阪動物愛護フェスティバル」のイベント自体は中止となってしまいましたが、長寿動物表彰については行われ、
大阪府獣医師会の西村理事、大阪市獣医師会の浅井理事にお越しいただき、向井園長へ表彰状の授与が行われました。
↑表彰の様子
(新型コロナウイルス感染拡大防止のため距離を取り、写真撮影のタイミングのみマスクを外しています)
実はこの写真、リコちゃんも写っているのですが分かりますか??
正解は…
ここです!(笑)
リコちゃん、おめでとう!!
この機会にぜひ、ニホンコウノトリのリコに会いに来ていただくとともに、コウノトリを取り巻く環境問題や保全活動について、興味を持っていただければ幸いです。