メガネグマのダイスケは1990年12月4日生まれの高齢のクマです。
今年に入った頃からサツマイモを残すようになり、歩く時もだんだん力が弱くなり少し瘦せてきました。
4年ほど前から左下の犬歯が折れたところから時々膿が出て、ひどくなるとサツマイモなどの堅い餌が食べられなくなっていました
そこで抗生物質を与えたり、歯磨きのトレーニングをしたり、週に一度患部の洗浄などを行うことで硬い餌も食べられる状態を保っていました。
ダイスケの歯磨きの様子
最近ではそれでも固いものを残すようになりました
歯磨きの時に口を大きく開けるのですが、そこから見える範囲でも所々歯が無くなったりすりへったりしているのが確認できます
歯が減ってきた上に、歳とともに全身の筋力も徐々に落ちてきているように感じます。
また、耳が聞こえづらくなってきたのかトレーニングの開始の合図にもなかなか気づかず、採血時に棒をつかむ力も弱くなってきています。
それでも先日何とか採血をすることができ、血液検査上は11月頃から大きな変化はなさそうでした。
トレーニングの場所に勢い良くやってくるダイスケ
そんなダイスケですが、まだまだ食欲はあります!
最近は好物だったリンゴも丸ごとだと食べられなくなりましたが、すりおろすことでしっかり食べて(舐めて?)くれます
今後もダイスケの状態を見ながら食べられるメニューを考えて、なるべく筋力を保てるように運動量も確保できる飼育環境を用意してあげたいと思います!
ご心配をおかけしますが暖かく見守っていただけると幸いです