鳥類の展示に関する大切なお知らせ

みなさまこんにちは
11月にもなり、非常に寒くなってきましたね。

動物園の職員にとって嫌な季節がやってきました。

この時期が嫌な理由、それは高病原性鳥インフルエンザです。

その嫌なウイルスが、今年は例年よりも早く流行の気配を見せ始めました。

そこで、みなさまに重要なお知らせです。
下記の通り、数種類の鳥類を、バックヤードまたは別の獣舎に移動します。
  ◇コクチョウ(さゆり)
     アシカ池横 → バックヤード
IMG_8119
  ◇アフリカハゲコウ(ミット&シロウ夫妻)
     サバンナグラウンド → バックヤード
IMG_8121
  ◇ホロホロチョウ一団
     サバンナエリア → バックヤード
IMG_8122
  ◇エジプトガン
     カバプール → コフラミンゴ池
IMG_8126
  ◇エミュー(カラ、ライ、ジョー親子)
     ふれあい広場 → バックヤード(予定)
IMG_8120
各移動先の準備が整い次第、順次移動を実施する予定です。

この移動により、コクチョウ・アフリカハゲコウ・エミューは天王寺動物園では見ることができなくなります。
ホロホロチョウは南園キジ舎、エジプトガンはサバンナエリア・コフラミンゴ池でご覧いただくことができます。

従来であれば、当園を中心に半径10km圏内において、このウイルスが検出されたときに鳥類を移動することをマニュアル化しています。

しかし、今年はすでに、北海道・香川県において、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されており、近隣諸国でも少しずつ情報が上がっています。
例年よりも早い段階での流行の気配がありますので、大事をとって早めに移動いたします。

さゆりちゃんやシロウ・ミット夫妻、エミュー家族に会うことを楽しみにしていただいている方も大勢いらっしゃると思いますが、ご理解お願い申し上げます。
なお、移動の期間については、今後の状況次第となります。
随時、情報発信していくつもりですのでこちらのブログなどでご確認をお願いいたします。

続いて、みなさまと動物たちを守るために、2つ大事なことをお願いします。

もし皆さんの周りで、野鳥が死んでいる、または、弱っているところを見つけても、不用意にさわらないでください。

次に、動物園の中でハトやカラスなどの野鳥に餌を与えないでください。
野鳥が集まると、鳥インフルエンザウイルスを園内に持ち込む機会が増えてしまいます。

どうぞご協力お願いいたします。

高病原性鳥インフルエンザは鳥類にとって、本当に恐ろしい病気です。
感染力が強く、鳥の種類によっては非常に致死性が高いため、症状が表れてから数日で命を落としてしまうことも少なくありません。
自然界でも、たくさんの鳥たちがこの感染症で命を落としています。

今後も情報を収集しながら、動物たちを守ることができるよう努めてまいります。

ご来園のみなさまにもご迷惑をおかけしますが、なにとぞご協力よろしくお願いいたします。

また、みなさまご自身を、コロナウイルスなど様々な感染症から守るためにも、
手洗い・うがいを引き続き徹底でお願いします。

無事に春がやってきますように

タイトルとURLをコピーしました