天王寺動物園のキーウィの死亡について

令和6年7月5日(金曜日)にキーウィの「ジュン」が亡くなりました。

ジュンは、昭和57年1月にニュージーランドで生まれ、昭和57年7月3日に天王寺動物園に来園しました。
今年の3月ごろから食欲と運動量の低下がみられており、投薬や皮下補液等を適宜おこなっていました。6月からは体重が落ちてきたため流動食も与えていました。
昨日(4日)朝、起立困難となっていたため、投薬やブドウ糖経口投与など獣医師による処置を行っていましたが、本日8時50分に死亡を確認しました。死因は現在調査中です。

なお、カラス等による被害を防ぐ観点から、献花台は設置しません。

■キーウィ「ジュン」について
・性別:オス
・出生日:昭和57年1月(42歳)
・来園:昭和57年7月3日
・死亡日時:令和6年7月5日(金)午前8時50分死亡確認

■キーウィについて
・和名:キーウィ
・英名:North Island Brown Kiwi
・学名:Apteryx mantelli
・分類:キーウィ目キーウィ科
・分布:ニュージーランド
・生態:
ニュージーランドの国鳥で、亜熱帯や温帯の密林を好むが、低木林、再生林、外来種のマツ植林地、牧草地にも生息しています。名前は鳴き声に由来します。翼は退化しており、尾羽はありません。無脊椎動物を主食としており、視力は弱いですが、嗅覚が非常に発達している鳥です。鼻孔は嘴の先端近くにあり、エサを探すのに役立っています。
絶滅危惧種で個体数は減少傾向にあり、IUCN(国際自然保護連合)レッドリストはVU(絶滅危惧Ⅱ類)に分類されている。
・当園飼育頭数:1羽(メス1羽)※今回死亡した個体は含まず

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