今回はチンパンジーのレックス、ナナコ、マリリンの同居のお話になります。なるべく早くお伝えしたい情報はXにて発信していますが、ブログで細かくお話をしたいと思います。
まず、仮チンパンジー舎での検疫を無事に終えたマリリン。
次は他のチンパンジーとの顔合わせです。最初にオスのレックスと網越しの顔合わせをしました。最初はマリリンが引いている様子でしたが、レックスがコミュニケーションとろうと頑張っていました。
迎えたマリリンとレックスの初同居の日、闘争が起きた時に対処できる準備をして複数のスタッフが見守る中で同居を行いました。これまでのレックスの頑張りの甲斐あって、結果はこちらが想定していた通り平和に終わりました。

左マリリン、右レックス
次は、ナナコとマリリンの網越しの顔合わせです。
ナナコは以前レモン、プテリに対して行っていた挑発をマリリンに対してもしていました
(レモン、プテリは現在は仮チンパンジー舎ではなくチンパンジーベースで暮らしています。)

隣の放飼場にいるマリリンを挑発するナナコ
そんな時は、時折レックスが仲裁に入ってナナコをなだめていました。

ナナコとマリリンの仲裁にはいるレックス
レックス、ナナコ、マリリンでの同居は一筋縄ではいかないだろうと考えていました。
いよいよ3頭の同居の日、スタッフ8人体制で闘争時の対応の準備をして臨みました。
予想通りナナコがマリリンに攻撃をしかけました(お尻と背中を噛む)、マリリンの鳴き声を聞いたレックスが急いで駆けつけ立派に仲裁に入ってくれました。見守るスタッフもレックスの頼もしい姿に感動しました。

ナナコ、マリリンの仲裁にはいるレックス
それ以降3頭の同居を続けていますが、レックスが仲裁に入ったことで、ナナコはレックスの顔色を覗いながらマリリンに圧をかけるものの、直接攻撃をすることはなくなりました。
現在は、ケンカはしないものの仲良くもないという感じですが、ナナコがマリリンとのコミニケーションをとろうと頑張っている姿も確認しています。

マリリンとコミュニケーションをとろうとするナナコ
ナナコがどう考えているか100%は分かりませんが、マリリンがナナコの挨拶に応えてくれると次の段階にいくのかな?と感じています。

ナナコ
まずは無事に3頭で暮らすことができてホッとしています
また発展があればブログやX等で報告したいと思います。