チュウゴクオオカミのメラですが、少し前から右前肢をかばって歩く様子が見られました。
とはいえ、本人はあまり気にしていないようで、右前肢をかばいながらも元気に走り回ったり、マーキングの後も地面を強く引っ掻いたりと、そこまで不自由していない様子でした。
そのため、治療はせずしばらく経過を観察していたのですが、最近になって右肘が少し腫れてきました。

右の肘が晴れている様子
15歳と高齢になってきており、その他見た目では分かりにくい健康面も心配な年齢…
そこで、肘の検査を兼ねて、麻酔をかけて全身の健康チェックを行いました。

健康診断中のメラ
今回の検査では、レントゲン、採血、採尿を実施しましたが、特に大きな異常は見られず一安心です
歯には歯石が溜まっていたのできれいに除去し、狼爪(人間でいうところの親指にある地面に接しない爪)が伸びていたので切りました。
地面に接するその他の爪は毎日よく走っているおかげか、きちんと削れていい具合に整っていました

伸びた狼爪
肘の腫れについては、骨に異常は見られませんでしたが、関節付近に水が溜まっていたため抜き取りました。
少し炎症が起きていたので、念のためしばらくは炎症を抑える薬を飲んでもらうことになります💊
ですが、メラは薬が苦手です・・・
通常、薬は餌に混ぜて与えるのですが、メラは異変にすぐ気がつくため、オオカミ姉妹たちの中でも投薬の難易度は最難関です
今後もメラに気づかれずに投薬できる方法を工夫をしていきます!!
これからもメラが元気に過ごせるように、しっかりケアを続けますので見守っていてください