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本日は10月の休園日に園内で行われた、とある勉強会についてご紹介します🐓
何の勉強会かというと…
「高病原性鳥インフルエンザの予防と対策に関する勉強会」です。
環境省主催で、動物園や水族館、地方自治体の職員の方などの関係者向けに、当園を会場として開催されました。
高病原性鳥インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によって起こる鳥の病気の一つです。様々な鳥に対して非常に高い致死性と感染力を持つため、国内でも鶏肉や鶏卵の安定的な生産と供給を脅かす、非常に恐ろしい感染症です。(皆さんもテレビなどで耳にしたことがあるでしょうか…?)
動物園や水族館で飼育している鳥たちにも野鳥などから感染する恐れがあるため、特にこの病気が流行る冬には屋内に鳥たちを避難させたりなど、天王寺動物園でもできる限りの対策を行っています。
そんな高病原性鳥インフルエンザについて関係者で知識を深め、万が一発生してしまった場合にも迅速に対応できるよう、この勉強会が開催されました。
勉強会の中身はというと…
大学の先生を招いて病気に関する講義を受けたり、防護服を着て検査の練習を行ったりしました。

↑みんなで防護服を着る練習をしています。防護服を着てしまうと誰が誰だか分かりません…(なので実際には、背中に大きく名前を書いておきます)

↑防護服を着たまま、ウイルスの簡易検査をする練習も行いました。
ゴーグルも付けているため、視界が狭くて大変です💦
当園の職員も勉強会の運営をお手伝いしながら、高病原性鳥インフルエンザに関する知識を深めることができました。
今回の勉強会で学んだことを活かしながら、引き続き高病原性鳥インフルエンザの動向に注意していきたいと思います。
寒くなってきて人も動物も体調を崩しやすい時期ですので、皆さま暖かくしてお過ごしください🧣
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