「世界ペンギンの日」にちなんだ、特別ガイドを実施しました

みなさま

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

実は、4月25日は「世界ペンギンの日」という記念日でした。

世界ペンギンの日とは、ペンギンの特徴や野生での現状を知り、環境問題やペンギンの保護について皆で考えることを目的とした日です。南極にあるアメリカの観測基地にアデリーペンギンが訪れる日が、毎年4月25日頃だったことに由来しているそうです。

そこで、今年は天王寺動物園のペンギンパークでも来園者の方々を対象にガイドをさせていただくことになりました。

ペンギンの仲間は全部で18種類に分けられていて、天王寺動物園で暮らしているペンギンはその中の1種類「フンボルトペンギン」という種類になります。フンボルトペンギンは南アメリカ大陸の西海岸、ペルーからチリ北部にかけて生息している中型のペンギンです。彼らの生息地は草木が生える比較的暖かい場所で、日本と気候が近いといわれています。それもあってか日本では順調に繁殖が進んで、各地の動物園や水族館で見ることができます。その一方で、野生では個体数が激減して絶滅の危機に瀕しているペンギンの1つとされています。その原因のひとつが、西海岸の沖合の海水温の急上昇(エルニーニョ現象)と、それに加えて漁業による魚介類の減少であるといわれていて、人の生活と密接に関係していることが示唆されています。

⇧野生のフンボルトペンギンが食べる魚、カタクチイワシ(標本)

当日は以下のような内容を2回に分けてガイドをおこないました。

午前の部ではおやつタイムと同じ形で、ペンギンが魚を食べる様子をご覧いただきながら、絶滅の危機に瀕していることをお伝えしました。少々堅い話でありながら、大勢のお客様に聞いていただくことができました。

 

午後の部では水中ビューの前で、用意した展示物をお見せしながらお話しをしました。こちらでは水中で魚を捕るペンギンに感嘆しながらガイドにも注目していただきました。そしてガイドの終盤では、ペンギンたちが暮らす海の環境を守り続けるため、遠く離れた日本にいる私たちができることをひとつ、提案をさせていただきました。それが...

MSC認証(左)とasc認証(右)

この「MSC認証」と「asc認証」という2つのエコマークを覚えて、街中で探してみてはいかがでしょうか、ということです。

「MSC認証」とは、捕りすぎないような方法で漁獲された魚介類で作った商品に付けられる認証マークで、缶詰や冷凍食品、練り物などの加工品に付けられています。「asc認証」とは、海や河川に負担をかけすぎない方法で養殖された魚介類の商品に付けられる認証マークで、外国産の養殖魚やその加工品などに付けられています。

世界ペンギンの日に展示した、MSC認証がついた商品の一例

このマークが付いた商品を選んで買うことで、こういった漁業や養殖をしている人たちを応援して水産資源を守る取り組みが強化されれば、ペンギンをはじめ海で暮らす生き物を守ることにもつながる仕組みになる、ということをお話ししたところ、多くのお客様に熱心に聞いていただけたようで安心しました。

当日からは少し日にちが経ってしまいましたが、ブログをご覧の皆様にもぜひこの機会にペンギンを今後も守り続けていくためにできることを考えていただければ幸いです。

 

さて、最後になりますが、ペンギンに関するクイズを出題したいと思います。

⇧フンボルトペンギンはどれ?クイズ写真

この3羽のなかで、フンボルトペンギンはどれでしょうか?

答えは・・・

 

是非、ペンギンパークでご覧になって確かめてみてください!

 

おまけ

⇧今年最初に生まれたペンギンの雛

バックヤードにいる雛も元気に育っています(生後23日目)。

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