~飼育環境の改善に向け、アムールトラ放飼場に「おもちゃ箱」となるデッキを設置~
天王寺動物園は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、令和7年6月に天王寺動物園へ来園したアムールトラ「ショウヘイ」の屋外放飼場に新たなデッキを設置するため、第一目標として1,400万円を掲げ、令和7年11月18日(火曜日)より支援募集を開始します。
昨今の物価上昇によるエサ代や施設維持費、その他園の運営費用の増加、夏季の酷暑のような近年の異常気象による来園者数の減少等の影響により、動物の環境改善に充てられる予算が限られる状況が続いています。
今、そしてこれからの動物園において、動物園の動物たちにより良い暮らしを提供していくことは、園の努力だけでは達成できません。動物や動物園を愛し、応援くださる皆様とともにより良い園を考え、つくっていくことが不可欠です。
そこでこの度、クラウドファンディングを通して、動物たちにより良い環境を共助によってつくる挑戦の一歩を踏み出すことを決断いたしました。新しく設置するデッキは、ショウヘイの暮らしぶりや生活スタイルにあわせて玩具等の内容を更新できる「おもちゃ箱」としての活用を構想しており、すでに市内の教育機関とも連携の上、子どもや学生たちと職員とでおもちゃの内容を考え、制作するプログラムも計画しています。

※完成イメージ図
【天王寺動物園 園長 向井 猛から皆様へ】

アムールトラは、私が若かりし頃に飼育を担当していた、特に思い入れの深い動物です。 今回、ショウヘイのために私たちに何ができるのか──、職員一同で話し合いを重ねてまいりました。
私が2021年4月に園長に就任して以来、「人にも動物にもやさしい動物園」を目標に掲げてきました。この“やさしい”という言葉には、「優しい」と「易しい」という二つの意味を込め、あえてひらがなで表記しています。
天王寺動物園は、人にも動物にもやさしく、安心して過ごせる場所でありたい──そんな思いを胸に、日々の取り組みを続けています。
2022年に実施した第1弾クラウドファンディング「動物園がもっと好きになる。水辺の生物たちと再会できる場所づくりを」では、多くの皆様から温かいご支援をいただきました。
そして、今回の第2弾では、アムールトラのショウヘイがより広い行動の幅を持ち、豊かな時間を過ごせるようにすることを目指しています。
おもちゃ箱となるデッキを設置することで、ショウヘイがデッキの上に登ったり、今後皆様と一緒に作製し、設置するおもちゃで遊んだりできる、ショウヘイがより幸せに暮らせるような環境づくりを計画しています。ショウヘイ本来の好奇心や探究心を引き出すこと——それがこのプロジェクトの目的です。
動物たちのより良い未来を、そして「人にも動物にもやさしい動物園」を、皆様とともに創り上げていきたいと願っています。
どうか、この新たな挑戦に温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
【クラウドファンディングプロジェクト概要】
・タイトル:アムールトラ「ショウヘイ」に、みんなでつくるおもちゃ箱をプレゼント
・支援募集URL:https://readyfor.jp/projects/tennojizoo-2025
※上記URLは、募集開始日(11月18日)以降に有効になります。
・募集期間:令和7年11月18日(火曜日) 9時~令和8年1月30日(金曜日) 23時 74日間
・形式:通常型 / All-in形式
※目標金額に到達しない場合にも、天王寺動物園は支援金を受け取り、プロジェクトを実行します。※ご支援が寄附金控除の対象となるコースも、一部ご用意しています。
・リターン:3,000円~1,000,000円まで計46コース。
「ショウヘイ(トラ)柄のパンツ」「ホウちゃん(ホッキョクグマ)が遊んだ玩具のキーホルダー」「ショウヘイ(トラ)の飼育員体験」など
クラウドファンディング開始まで
あと6日




