フンボルトペンギン営巣地での暮らし ~プールデビュー~

皆様

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

前回お知らせしたとおり、天王寺動物園では現在、ペンギンパーク(以下、パーク)に1羽、非公開のバックヤード(以下、BY)に2羽の、計3羽のヒナがいます。3羽とも順調に成長し、時折巣の外に出てくるようになってきました。

6月初旬の朝、BYの様子を見に行くと、

プールに見慣れないペンギンがいるなと思った瞬間、今年最初に生まれたヒナがプールに浮かんでいることに気付きました。生後60日を過ぎ、初めて泳ぐ姿を見ることができました。

 

⇧泳いでいるヒナ(プール内の一番左)

体のほぼすべての羽が水を弾く羽に生え替わっており、すでに水中をある程度泳げることが分かって驚きました。BYのもう1羽のヒナも、その10日後にプールデビューを果たし、子育てが次の段階に進んでひと安心しました。

7月現在も親からごはんをもらっているようなので、次は自力で魚を食べられる日が来ることを期待しながら見守っています。

一方、パークで生まれたヒナは、生後60日を過ぎて羽がほぼ生え替わっていても警戒心が強いのか、なかなか巣から離れない日々を送っていました。そろそろ出てきてほしいなと思っていた6月後半のある朝、パークの確認をしていると、

 

ヒナが初めてプールサイドまで来ている様子を目撃し、その後ついにプールデビューしてくれました。半日も経たないうちに広いプールを自由自在に泳ぎ回り、造波装置や擬岩でくつろぐ姿も見られました。

生まれたときはあんなに小さかったヒナが、無事にここまで成長してくれたことに感激もひとしおでした。

生まれたての頃のヒナ(2026年4月13日)

 

 

また、適応力も高いようで、他のペンギンたちの群れに混ざりながら、ごはんの時間にも徐々に近づいてくるようになっています。

⇧群れに混ざって近づいてくるヒナ(一番左の中央)

このヒナもまだ親からごはんをもらっていますが、魚に興味を示す様子も見られるため、そのうち自力で採食する日が来るのではないかと楽しみにしています。

生まれて1年目のヒナは、泳げるようになっても成鳥や前年生まれの亜成鳥よりひと回り小柄で、紺色に近い黒色の羽をしています。ぜひペンギンパークで、今の時期にしか見られないフンボルトペンギンの若鳥を探してみてください。

⇧母親(左)とのツーショット

おまけ

BYで暮らしている、下田海中水族館からやって来たオスのフンボルトペンギンです。皆様にご覧いただくことはできませんが、元気に過ごしています。

来年はお嫁さんができるよう、飼育員も一緒に頑張っていきます。

タイトルとURLをコピーしました