スタッフブログをご覧のみなさま、こんにちは!
今日は夜行性動物舎の「箱のひみつ」をご紹介します
夜行性動物舎には、動物がいる部屋に箱を置いてあることがあります。
この箱はただ置いてあるだけではなく、ちゃんと意味があるんです。
この箱はクレート(バリケン)と言います。
クレートの中に動物が入り、そのまま移動させることができるので、引っ越しの時などによく使われます。また、箱の中で動物が落ち着くようになれば、そのまま体重測定もできます。
キーウィではオス・メスどちらの部屋にも箱を置いています。
メスのプクヌイは最近は箱の中で休むようになってきたので、ステップアップで少し小さな箱に変更しました。今後は体重測定などが捕獲せずに行えるようになるかもしれません。
また、ハクビシンの部屋にも箱を置いています。ハクビシンは2頭のうち1頭、部屋の移動を目指して箱に入ってもらえるようにトレーニングをしています。
現在は、飼育員の誘導で箱の中に入れるようになりました。ハクビシンが箱の中にいる状態で扉を閉めて、少し持ち上げたり動かしたりすることもできます。
↓箱の中でごはんを食べるハクビシン
1つ目は、2頭はたまに喧嘩をすることがあるので、それを防止するため。
2つ目は、木の上などの高いところでも過ごすハクビシンが、より多様な行動をとれるようにするためです。夜行性動物舎の中で、現在より広い部屋が空いているため、この部屋に色々な工夫をして行動の幅が広がることを目指します。
この2頭は喧嘩もしますが、寄り添って寝ていることもあります。1頭が部屋を移動した後もトレーニングを継続して、元の部屋にも戻せるようにする予定です。移動後にどのような行動が見られるかは分かりませんが、広い部屋を有効に使ってもらえるよう工夫したいと思います。現在は準備中ですが、移動ができた際はスタッフブログ等でお知らせしますので、ハクビシンがどんな動きをしているか見に来てくださいね。
夜行性動物舎担当飼育員より
おまけ
日向ぼっこ中のチンパンジーたち
左からレモン、リッキー、プテリ
直前までレモンとプテリが同じポーズで寝てたのに、シャッターチャンスを逃しました
またチャンスがあったら撮影しますね