アシカ池近くの下水施設から10月1日に保護されたカリフォルニアアシカの仔”キュッキュ”の近況を報告します。
10月2日
アシカ池の裏側にあるサブプールで母親のチョコと同居させましたが、馴れないプールへの移動によりチョコが落ち着きませんでした。
ミルクを欲しがるキュッキュに対しチョコが母乳を与えたがらない仕草が見られたため、夜間は隣のプールで過ごしました。
10月3日
ふたたびチョコと同居しましたが、チョコが母乳を与えたがらなかったため、キュッキュが落ち着いて過ごせるようにバックヤードにある非公開のプールへを移動しました。
アシカ用に調製したミルクを口に入れて、キュッキュが自ら飲むか試しましたが飲み込むようすがなかったため、カテーテルを胃に入れて調製したミルクを与えました。(14:30、17:00)
体重：16.1kg
10月4日
3日と同じようにカテーテルを胃に入れて、調製したミルクを与えました。(10:00、13:30、16:00)
体重：16.3kg
今後は、下水施設で保護されたキュッキュの健康状態の確認のため、最低でも2ヶ月はご覧になれない可能性があると見込んでいます。
また、チョコからの授乳は困難であるため、今後は人工哺育を実施しながら離乳していくこととなります。
ちなみに、カテーテルを入れるときに飼育員の手にかみつくなど、元気なようすなので私たちも安心しています。
(カテーテルを入れるときは、キュッキュにかまれてもケガしないように飼育員は革手袋をしています!)
みなさんから見えない場所での生活となるので、これからもキュッキュのようすについてはブログにあげていきます。
