メガネグマの高齢化対策

天王寺動物園は今日は休園日
ブログチェックのみなさまありがとうございます

当園のメガネグマはダイスケもプッペもお年寄りです。
ダイスケは数年前から口の中から膿が出てきて、ひどくなるとサツマイモなどの堅い餌が食べれなくなります。今は抗生物質を投与して排膿を抑えていますが、さらに積極的な治療ができるように口の中をのぞいたり触ったりする事に馴らしています。

またメスのプッペも数日前に左の下の牙が折れたらしく、変な方向に伸びてるのが見えます…
この牙、グラグラしてるのですがひっぱっても取れず、まだ一部はしっかりくっついているようです。

本人は痛がる様子もなく餌をしっかり食べているのでしばらく様子を見ることにしていますが、いずれはプッペも口の中の治療をする時が来るかもしれないので、そのためのトレーニングが必要です。 


わかりにくですがプッペが柵越しに餌を食べている様子です。

動物園で暮らす動物達の中には、特になにもしなくても元気に長生きする個体もいれば、しっかりケアができていればもっと長生きさせてあげられたかも…という亡くなり方をする個体もいます。

これからもいろいろな方法を模索しながら、動物達の人生が豊かでできるだけ長く続くようにしたいと思います。 

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