エランドの赤ちゃん グラウンドで大暴れ

みなさんこんにちは

随分と秋が深まってきましたね
園内には、秋の風物詩でもあるどんぐりがたくさん落ちています。

ケヤキの木の下に落ち葉が溜まる頃なので、、
いろいろな動物たちの落ち葉プール用に回収しようと眼を光らせております

どんどん寒くなってきていますので、ご来園の際に体調など崩さないよう暖かい格好でお越しください

さて、今日は、エランドの赤ちゃんに関する続報です。
エランドの赤ちゃんが生まれてからついに2か月が経過しました。 おめでとう
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YouTubeなどを見てご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では赤ちゃんをサバンナエリアのグラウンドに展示するための練習が始まっています。

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グラウンドに出るだけで、どうして練習なんか必要なの??と思われるかもしれませんが、
サバンナエリアの周りには、ハイエナやライオンなどの肉食動物がいたり、水深2mもある大きな池があったりと危険もいっぱいです

グラウンドの周囲には、危険な場所に入ったり、グラウンドの外に出たりしてしまわないように、周囲をぐるりと電気柵で囲んでいます。

エランドの赤ちゃんにグラウンドで自由にしてもらうためには
 サバンナエリアの障害物や電気柵を認識してもらう これが、とっても重要なんです。

そこで、今グラウンドの周りはカラス除けなどに使われる赤とシルバーのキラキラテープを巻いて普段はわかりにくい電気柵の位置をあえて目立たせています。

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写真の赤ちゃんの後ろに見える赤白のラインがキラキラテープです。

しかし、まだまだ元気の有り余っている赤ちゃんですので、電気柵なんかお構いなしに危険な場所に突進してしまったり、ジャンプで電気柵を超えてしまったり、何かにビックリしてパニックになってしまったりする可能性があります。

そこで、飼育スタッフが手分けして危険な箇所の手前で見守り、
赤ちゃんが近づいて来たら手や箒などの道具を大きく振って、「ここは危ないところだよ。」と、全力で合図!!

それを続けながら、来てはいけないラインを覚えてもらいます。

これまで何度か外の世界を経験し、元気に走り回る姿は見ていて美しく、力強い姿がとても頼もしいですが、親心としては心配が絶えません

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しかしながら、最初こそ電気柵なんてお構いなし!!という勢いだったのが、今では不用意に電気柵に近づくことはなくなりました。
こうなるとある程度安心して見守ることができます。

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赤ちゃんを見守るミナミの顔も随分落ち着いて来ました

そこで、先週から、ひっそりとお客様のいるところでもこの練習をしています。

動物たちにとっては、ヒトの声も十分ビックリするきっかけになります。
ですので、あえて来園者の少ない平日を利用して、ヒトが周りで見ているという環境にも少しずつ馴れてもらうことを始めています。

グラウンドを元気に走り回る様子を、是非動画でご覧ください。
生まれて2か月とは思えない急成長と、仔どもと言えどもあなどれない跳躍力を感じていただけると思います

今のところ練習は順調に進んでいますので、これからも時々続けていくことにします。

ですが、様々な理由から、練習に関して日時の告知はいたしません。
見れたらラッキーぐらいの気持ちでご来園いただければ幸いです。

運よくこの練習に出くわした!という方は、普段よりも少しだけ静かに赤ちゃんの様子を見守っていただけますと幸いです。

ちなみに、この練習を行うときには、一度お父さんのルティーやキリンたちには、部屋に戻ってもらわないといけません。
その場合、キリンは屋内展示室でご覧いただくことができますが、エランドの展示は早めに終了してしまう場合がありますので、ご了承ください。

いずれ、みなさまの前にゆっくりとお目見えできる日がやってくると思いますので、もう少しだけお待ちください。
エランドの赤ちゃんの成長を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです
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いろいろとご迷惑をおかけするかもしれませんが、何卒ご協力よろしくお願いいたします。

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