みなさんこんにちは
天王寺動物園で暮らしているチュウゴクオオカミの楽楽（ララ）ですが、最近、腹部がふくらんできて、何らかの原因で腹水がたまっているなどの可能性も考え検査をしました
また、おしりにぽっこりできた腫瘤も少しずつ大きくなってきていたため、同時にこちらも検査しましたのでその様子をお伝えします。
まず、麻酔銃を準備
麻酔で眠った楽楽を、動物病院へ人力で運んで
おなかをエコーで検査
レントゲン撮影や血液検査も行いましたが、腹水の貯留などはなさそうで、目立った異常は認められませんでした。
また、おしりにあった腫瘤は、診断的に皮膚を切開して確認したところ、当初疑った腫瘍や膿瘍などではなく、外陰部横に発生したヘルニアの可能性が高いと考えられました。
ヘルニア部位に壊死等は見られませんでしたので、いったん縫合し様子をみています。
ヘルニアについてはオペ適用になる可能性が高いと思われますが、詳細な診断および適切な治療方法を検討し、楽楽が快適に過ごせるよう考えていきたいと思います。
楽楽、検査お疲れさまでした
