コサンケイの魅力をお届け

みなさまこんにちは

本日もブログチェックありがとうございます

セミの鳴き声はどうして暑さをより一層強くするのでしょうか…

さて、今回は鳥のセカイの担当者からブログのお届けです。

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今日は鳥のセカイにいるコサンケイについてご紹介したいと思います!

なぜ突然コサンケイの紹介なのかというと…

世界で初めてコサンケイの飼育が開始されてから、今年でちょうど100年なんだそうです!

1924年代に15羽のコサンケイが捕獲されてフランスで飼育が開始し、その子どもたちが現在世界各国で飼育されています。

【Word Pheasant AssociationのFacebookより引用】

日本では1970年に東京の上野動物園で飼育が始まり、2023年12月末の時点で14園館61羽を飼育しています。

当園では、1976年から飼育をはじめ、現在は12羽の飼育しています。

コサンケイは、ベトナム中央部の標高600m以下の山林にのみ生息しているといわれていますが、その生態についてはほとんど知られておらず、謎に包まれている鳥です。

「謎なら調査したらいのに!」と思いますよね?

(ここから少し難しい話になりますが、これを超えたらコサンケイの写真をたくさん紹介します…!)

実は、カメラを設置するなどの調査はしてるのですが、コサンケイは2000年に密猟された個体を最後に野生での目撃情報がないのです…。

そのため、野生では絶滅したのでは…と考えられています。

1955年に始まったベトナム戦争中に大量に散布された枯葉剤や人口の増加、農地の開発などによって生息地が減少したことが数を減らした主な原因です。

現在では、ベトナムの固有種であるコサンケイを絶滅から救うため、野生復帰プロジェクトも進められているそうです。

野生復帰といっても、ただ動物をその土地に放つだけではなく、その土地が本当にその動物にとって相応しい場所なのか、他にどんな動物が生活しているのか、など事前の準備にもたくさんの時間がかかります。

一度数を減らしたり、いなくなってしまったものを改めて増やすということはとても大変です。ぜひ、今ある自然や野生動物を大切にしていきたいなと思います。

さて、ここまでは野生のコサンケイのお話しをしましたが、当園で飼育している個体を撮影した写真を紹介していこうと思います!

まずはこちら!

2023年4月に誕生したヒナとオスの写真です。

オスもメスも人からヒナたちを守るため、常に私たちの動きをよく見ていて、ちょっとでも近づくと威嚇してきていました。

次は、上手に隠れている写真です。

鳥のセカイではよく「あれ?いないねー」と言われてしまいますが、この写真のように木や物の陰に隠れていることがあるので、じっくり探してみてください。

ビックリしたときや警戒したときには、頭の羽毛がこんな風に立ち上がります。

そーっと静かに見てみると、こんな体勢でひなたぼっこを楽しんでいることも…!!

さて、コサンケイの魅力、少しは伝わったでしょうか!?

ぜひ、鳥のセカイに会いに来てみてください。

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