今日は国際生物多様性の日
国連が生物多様性の問題に関する普及と啓発を目的として定めた国際デーです。1992年5月 22日に生物多様性条約の本文が生物多様性条約交渉会議において採択されたため、毎年5月 22日を国際生物多様性の日としています。(環境省HP)
国際生物多様性の日ということで、先月開催した企画展「生物多様性展」の様子を一部ご紹介します!
今回のテーマは「うんちがつなぐしぜんのわ」
動物園で飼育している動物たちの糞を堆肥化して自然の管理に活用していることをご紹介しました。
⇩動物の糞標本の展示
⇩うんちで作られた堆肥
⇩園内外での堆肥を活用した取組みの紹介パネル
⇩堆肥から出てきた幼虫の展示
企画展も残り数日というところで1匹が無事に成虫になりました
幼虫の段階ではカナブンなのかハナムグリなのか分かりませんでしたが、記念すべき第1号くんはハナムグリでした!
後半は内容を変え、動物園周辺で観測できる自然のご紹介をしました。
⇩剝製標本展示
天王寺動物園は大都市の中にあり、一見自然とはかけ離れているように感じるかもしれません。しかし、動物園周辺には茶臼山や川底池といった森や水辺があり、園内にも多数の植物があります。こうした自然を利用して逞しく生きる生き物たちがいることをご紹介しました。
⇩動物園で見つけた自然
四季折々の植物、昆虫、飼育動物の季節的な変化など、身近に観察できる自然もご紹介しました。
いつも通る道端などを意識してみるだけでも新たな発見があるはずです。そんな視点をみなさんと共有できていれば嬉しいです
⇩大阪市環境局ブース
大阪市内の小学校で実施した「生き物さがし」で見つかった生き物のご紹介をしていただきました
⇩貝塚市立自然遊学館ブース
今回のテーマである「うんち」にちなんで、糞虫の標本やハンズオン展示をしていただきました!
より充実した企画展となるよう、アンケートでいただいたご意見を次回以降の企画展に活かしていきます!ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました
企画展に関連したイベントもちょこっとご紹介します!
⇩昆虫イラスト教室(貝塚市立自然遊学館)
昆虫の標本を観察しながら自由に絵を描いていただきました
絵を描く他にも、顕微鏡を使って昆虫の体を観察しました
キラキラしていたり、びっしり毛が生えていたり、アップで見るからこそ分かる発見がたくさんあります!
⇩講演会「南極ってどんなどころ?」(講師 山本那由氏/府立三国ヶ丘高等学校)
南極観測隊に同行した経験をもとに、南極ってどうやって行くの? どんな動物がいたの? どんな生活をしてた? …など、様々な疑問にお答えいただきました!
⇩ワークショップ「動物とかくれんぼ」
紙コップを使った工作を行いました!紙コップを置くと自分で色を塗った動物がひょっこり現れます
まだ材料があるので第2回もやりたいな~と計画中です!お楽しみに!
他にも、とっておき話「天王寺動物園の野鳥たち」も開催しました!(写真がありませんが…)
生物多様性展やイベントをきっかけに、身近な自然のことや、自然と私たちの暮らしのつながりに関心を持っていただけたら嬉しく思います
ここまでお読みいただきありがとうございました!
おまけ
元気いっぱいな弟くん(ライ)が話題の今日この頃、お姉ちゃん(ホウちゃん)も負けじと(?)丸太をぶん回しています