ワークショップ「昆虫の標本を作ってみよう!」と「ゲリラ昆虫観察会」を実施しました

みなさんこんにちは!

8月11日(月・祝)に貝塚市立自然遊学館さんにお越しいただき2つのイベントを実施しました!
その様子を少しご紹介します

①ワークショップ「昆虫の標本を作ってみよう!」

昆虫の標本作りの一部過程を体験していただきました!
昆虫の種類は ①オオスズメバチ ②キリギリス ③タマムシ ④チョウトンボ の4種類。どの昆虫の標本にするかはくじ引きで決めました!

まずは体の中央からやや横にずらした位置に真っすぐ針を刺します。(イラストの赤丸の位置)
今後、標本をケース等に移動する時はこの針に刺したまま動かします。(昆虫の種類や標本にする向きによって刺す場所は変わります)

あしや触覚をピンセットでつまんで出し、動かないようにマチ針で支えます。

足や触覚は細いのでちぎれてしまいそうでハラハラ細かい作業でしたが、講師の方にコツを聞きながらみなさんとても上手に作業されていました!

マチ針は垂直に刺すだけではなく、足を押さえたり支えたりするように斜めに刺すのがコツなんだとか。

虫眼鏡を持参してじっくり体を観察している参加者さんもいました

羽を少し浮かせて、飛んでいるかのようなポーズにもチャレンジ!

難しいポーズですが、とても上手にできました

ワークショップで体験したのはここまで。ですが、まだ標本は完成していません。

昆虫を持ち帰って各自お家で約3週間乾燥させた後、不要な針を抜いてケースに入れて完成となります!

マチ針を抜く時は刺さっている角度のままそーっと抜くことが大切だと何度も先生が仰っていました。(乾燥後は昆虫の体が固まっているので、抜く時に足などに針が当たるとポロっと取れちゃうことがあるんだそうです

参加されたみなさん、無事に標本は完成しましたか?

ついこの間、動物園でもタマムシの標本のマチ針を抜きました!

そーっと、そーっと

あと少し

移動用の針を残して、他の針を全て抜きました。足も触覚もしっかり形がキープされていました

ケースに移動して…

なんかちょっと浮いてる…

慎重にタマムシを下にずらして、ケースの蓋をかぶせたら

ついに完成!

標本作りを通して昆虫の体の造りを学ぶだけでなく、資料としての標本の必要性を知るきっかけになるワークショップとなりました。

 

②ゲリラ昆虫観察会

園内にどんな種類の昆虫がいるのか、調査もかねて観察会を開催しました!
観察会は午前/午後に1回ずつ、ゲリラなのでどの場所に行くかはその場その場で決めながら進みました。探してくれたみなさま、ありがとうございました

↓虫探しの様子

イトトンボのヤゴがいたり

セスジスズメの幼虫がいたり


(観察した後は元々いた場所に戻しました

この日はナイトZooだったので、午後の回の最後のほうは日が落ちて薄暗くなった園内を歩きながらの観察会になりました。

今回の調査では、およそ50種類の生き物を確認しました。(昆虫の他に、両生類と爬虫類含む)

今後も継続して実施したいと考えているので、機会があればぜひ参加してくださいね

ご参加いただいたみなさま、貝塚市立自然遊学館さん、ありがとうございました

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