みなさんこんにちは
本日はふれあい広場担当飼育員さんからのお便りを紹介します!
昨年の10月29日に一緒に暮らしていたミユキが亡くなってから、一人ぼっちになってしまったメイを心配していただくお声も少なくありませんので近況報告させていただきます。
先月16日に13歳の誕生日を迎えたメイは高齢なので相応のケアが欠かせません。
今シーズンの冬はちらほら雪が降る日もあり、メイも寒そうにしていたため、Amazon欲しいものリストにて大型犬用の防寒着を購入していただきました。本当にありがとうございます
(屋外放飼場にヒーター類を設置することも検討しましたが、電源等の問題で困難と判断しました)
↓防寒着を着用したメイ
着用すると寒がる様子も減り、落ち着いて過ごしています
ミミナガヤギは犬と比べると首周りに対して胸囲が大きいようで、胸囲のサイズに合わせて防寒着を選んだので首周りはややブカブカになっていますが問題なく着用できています!
もう一点、メイは冬期に便状が悪くなることが度々ありました
原因の一つとして考えられたのが、メイの食の好みです。現在メイには干し草と生の青草を与えているのですが、どうやら干し草はあまり好きではないようでほとんど青草しか食べません。ですので、青草と干し草を混ぜて与えることで少しでも干し草の摂餌量を増やしてもらおうとしています。
亡くなったミユキは解剖の結果、奥歯がかなりすり減っておりエサを食べにくかった可能性がありました。同じ高齢のメイも歯がすり減っている可能性を考慮し、ある程度刻んでから与えています。
便状が悪くなるもう一つの原因としてミユキが亡くなったことが考えられます。
というのも、もともと人懐っこいメイですが、ミユキが亡くなって以降さらに拍車がかかり人への依存が強くなりました。
職員のみならず来園者の方に近づいていくことも増え、以前より餌やり用のペレットをもらう機会も増えました。
食べるもののバランスが崩れたためか、よく便状が悪くなるようになりました。
だからと言ってメイに人との距離をとるような対策をしてしまうと、メイの「人に近づきたい」という欲求を阻害することになるので福祉を損なうことになります。
そこで講じた案がこちらです。
普段は別のスペースで暮らしているヤギのクッキーとクリームをメイがいる放飼場で同居させることにしました。(ヤギたちの放飼場にメイを連れていくこともあります)
こうすることでクッキー&クリームもメイと同じようにペレットをもらうことができ、メイの食べるもののバランスも改善されます。
ヤギたち(特にクッキー)に発情がきていると、メイと頭突きをし合うことがあるので、同居は毎日ではなく様子を見ながら実施しています。
3頭が同じ放飼場にいたら、体の違いやそれぞれの性格の違いを探してみてくださいね
おまけ
鳥の楽園にいるゴイサギ
アジをパクリ!な一コマでした