みなさま、こんにちは!
タイトルにもある通り、先日 山形開発工業株式会社 様より体重計の台を寄贈でいただきました!
「体重計の台??」となられている方も多いと思いますのでご説明しますと、
動物園には様々な体重計があり、体の大きな動物の体重を測る際はバースケールやトラックスケールと呼ばれる天板のサイズを変えることのできる体重計を使います。
こちらがそうですね!
このバーや台の上に板をのせて重さを測ります。
しかし…
バースケールもトラックスケールもキリンの体重を測るスペックはあるものの、残念なことにキリンが乗ることができる台(重さに耐えうる台)はありませんでした。「キリンは体重計に乗ることができるのに測れないなんて…なんてもったいない。じゃあ自分で作ってみよう!」と思い、1年ほど前に自作も試みました。
鉄製フェンスを木材で補強した台でしたが
キリンの重さに全く耐えることができず、無念に終わりました。。。
自作の台はバキバキっと激しい音とともに壊れましたが、キリンの幸弥(コウヤ)が何事もなかったかのように落ち着いていたことは最高に良かったところです日頃のトレーニングを通して普段見慣れないものや急な物音に対して不安になる必要はないことを丁寧に伝えることができていた証ですね!
どうしたものかと困り果てている時に出会ったのが、別件で一緒に仕事をしていた山形開発工業株式会社の専務取締役をされている山形隆三 様でした。
その仕事というのは
「TEAM EXPO2025」プログラムに登録した共創チャレンジです。
※「TEAM EXPO2025」プログラムは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し
SDGsの達成に貢献するために多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共に創り上げていくことを
目指す取り組みです。
詳しくは以下の青枠内をご覧ください
TEAM EXPO2025プログラムに登録し、互いに共創チャレンジを進めています。
山形様が編成されたKIOUETAIというチームは、苗木の植栽体験をきっかけに環境保護意識向上につなげ世界中に樹木や緑を広げようと活動されています。当園は動物たちのうんちが元となった堆肥を活用してもらい地域の緑を増やしていく活動を進めています。
こちらの活動については、また別の機会に詳しくお伝えしますね!
山形開発工業株式会社は「鉄筋工事業で住環境も自然環境も基礎(根っこ)から支えたい」の理念をもと運営されている鉄筋工事業の企業様です。様々な鉄筋コンクリートの建物を支える鉄筋工事業はもちろん、その技術を通じて防災や減災、保全の植樹活動もされています。
(山形開発工業株式会社 様のHPはコチラ)
鉄筋本来の支える力と山形開発工業株式会社の鉄筋を綺麗に加工する技術があれば、キリンの体重に耐えうるかもしれないと思い、事情を説明しお見積りをお願いすると
「お金はいいよ、作って寄贈しますよ!」と山形照視代表取締役社長から大変嬉しい回答をいただくことができ、お忙しいにもかかわらず迅速に体重計用の台を作成くださいました!
鉄筋の”プロ”が手掛けた体重計の台、強度も安定感も素晴らしいです!!
(体重計に乗りやすくするために、周りには畳を並べて階段状にしています。)
キリン”幸弥”の体重測定でしたが、体重は約1015kg
それにしても想像以上の重さでも、びくともしない鉄筋の台は本当に素晴らしいです
突然の話だったにも関わらず、快く話を聞いてくださるだけでなく、作成・ご提供くださり本当に嬉しく思っております。
山形開発工業株式会社の山形代表取締役社長はじめ社員の皆様には改めてお礼申し上げます。
動物たちが健康に過ごせるように今後も寄贈いただいた体重計の台を活用していきます。
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