メガネグマのプッペが亡くなりました

令和7年8月17日(日曜日)にメガネグマの「プッペ」(メス)が亡くなりました。

プッペは、平成5年1月19日にドイツ・ライプチヒ動物園で生まれ、よこはま動物園を経て平成28年3月22日に天王寺動物園に来園しました。

昨年から加齢の影響もあり徐々に食欲や運動量が落ちはじめ、今年の7月末頃からはそれが顕著になったため、バックヤードにて過ごしていました。状態に合わせて飼育環境を改善し、適宜投薬や皮下補液等を行ってきましたが、本日13時55分に死亡を確認しました。死因は現在調査中です。

長年一緒に過ごしたダイスケ(左)とプッペ(右)
※ダイスケは2023年12月4日に亡くなっています。

(16時24分修正)掲載していた写真につきまして、撮影時の情報が不確かであり、一部差し換えました。

プッペは非常にマイペースで閉園の時間になっても寝室に戻らず、展示場で寝ていたこともしばしばありました。餌も好き嫌いが定期的に変わるので、前日まで食べていたリンゴを急に食べなくなるなど、担当者も頭を悩ませていました。

以前にブログでもご紹介しましたが、プッペは世界で2番目の長寿でした。長く生きる間に様々な経験をしたためか、とても不思議な眼差しの持ち主で、何度となくその目に吸い込まれそうになった事があります。

生きている時に多くを学ばせてもらい、最期は死からも学び、今後の飼育業務に活かしていきたいと思います。

なお、カラス等による被害を防ぐ観点から、献花台は設置しません。

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