みなさん、こんにちは
アイファーに、新しく5種類のカタツムリが仲間入りしました。
今回は、同じケースの中でくらすこの5種類──クチベニマイマイ
ギューリキマイマイ
ナミマイマイ
オトメマイマイ
ヤマタニシ を紹介します。
どの子も似ているようで、よく見ると違いがたくさん!
ここでは見分けのポイントを中心にご紹介します。
それではスタート!
① クチベニマイマイ
名前のとおり、貝のふちがほんのり赤く見えるのが最大の特徴。

クチベニマイマイ
「クチベニ(口紅)」のような色合いから、この名前がつきました。
殻の色は淡い黄褐色で、全体的にツヤがあります。
👉 見分けポイント:殻のふちが赤く少し反り返る。殻の表面がつるっとした質感。
② ギューリキマイマイ
やや大きめで、殻の模様がくっきりとしたスジ状になっているのが特徴です。

ギューリキマイマイ
殻の色はやや濃い黄褐色で、クチベニマイマイよりもマットな印象。
名前の由来には諸説ありますが、人の名前が由来であるというのが有力だそうです。
👉 見分けポイント:殻は濃い目の茶色でスジがはっきりしていて、表面が少しざらっとしている。軟体部分がまだら模様。
③ ナミマイマイ
名前のとおり、日本各地でよく見られる“なみ(普通)”のマイマイ。
殻の色や模様に個体差が大きく、カタツムリらしい王道の姿をしています。
今回の展示の中でも、他の種類と見比べると“標準的な形”がわかりやすい存在です。
👉 見分けポイント:殻は少し濃い目の茶色。軟体部分は背中に1本黒い筋が通っている。
④ オトメマイマイ
名前のイメージどおり(?)、小ぶりで繊細な印象のカタツムリです。
殻は淡いクリーム色〜半透明で、光の下では少し透けて見えます。
とてもかわいらしい見た目で、観察する人から人気の種類です。
👉 見分けポイント:小さくて半透明、全体的にクリーム色で淡いやさしい色合い。
⑤ ヤマタニシ
実はこの中で唯一、殻に蓋をもつ巻き貝の仲間。
名前に「タニシ」とついていますが、カタツムリの近い仲間です。
殻が縦に長く、ほかの4種の“平たい渦巻き型”とは形がまったくちがいます。
眼の位置も他の4種と違って、触覚の付け根にあります。
触覚根本のつぶらできらりとした黒い点が眼です。
👉 見分けポイント:縦長渦巻きの貝で、水苔の中に半分埋まっていることが多い。
🌿おわりに
5種類のカタツムリたちは、見た目が似ているようでいて、
殻の形・色・模様・大きさなど、それぞれに個性があります。
そしてどれも関西で観察ができる種類です。
ぜひケースの前で、
「これはクチベニ?」「こっちはオトメかな?」とじっくり観察してみてくださいね。
見分けられるようになると、カタツムリ観察がぐんと楽しくなると思います🐌✨