ロンと小春とそれから私 その④

お客様も増えて園内もぎやかになってきました!ステージ前のハナモモの鮮やかなピンクも見頃です。タヌキ舎のキンモクセイはじめ様々な木々の新芽が美しいです。

ロンと小春とそれから私、今回で4回目となりました。
前回までの記事はコチラ→   

 

【ロンと小春の食事事情🍴】

どんなものを食べているのか気になりますよね?こんなものを食べています。


牛肉→ロン1㎏、小春0.5㎏
馬肉は各1㎏
鶏肉→ロン1.5羽、小春1羽
牛レバー→各200g
鶏むね肉→各1枚
鶏首→各3本
鶏頭→各3個

どうですか?「いっぱい食べるなぁ?」と思いましたか?「少ないなぁ?」と思いましたか?(ちなみに毎週月曜日は牛肉のみで、内臓を休める日としています。)

 

お肉だけでなく、ネコ科の動物といえばこれを食べますよね?!そうです、草!!ぺろぺろ体をグルーミング(毛づくろい)するため、毛を口にしてしまいます。それらを体の外に出すために、草を食べて体の中を掃除します。ときどき草食動物用に届いている青草を分けてもらって与えています。

で、小春には…小春は草を食べないんです!代わりに好んで食べるものは、なんとワラなんです!!ということで、小春のおもちゃの一つとして紹介したワラ細工が体の調子を整えるのにも役立つということでした。

前回のブログ(その③)でロンと小春の楽しみを紹介しました。その中にもワラに肉を挟んで与えると一生懸命に口と前足を使って食べるとお話ししました。ただ、寝室に帰ってもらうときにそのままのお肉を与えるだけでは、楽しみは一回でしかも一瞬で終わりです。本来なら、食べるまでに獲物を狩るだけでなく、そもそも獲物を探すのにも起きている時間のほとんどを費やします(さらに、自分のテリトリーの調査や繁殖相手を探すなど、そのほかにもさまざま任務はあります)。そこで、飼育員は、いろんな形でいろんな方法で食べ物を探す機会を提供する工夫が必要となってくるのです。日常でどういうことをしているかというと、小さく切ったお肉を展示場のいろんなところに置いたり隠したりします。すると、展示場を一周確認するきっかけにもなります。また、段ボールや紙袋に隠したり、編んだワラに仕込んだり…ブログ(その③)でいろいろ紹介しましたね!ぜひまた見てみてください。

 

また、毎週火曜日は内臓つきの鶏を切らずに丸まま与えるようにしています。切ってから骨を叩いてあげると食べやすく数も増えます。あちこち置くのに便利です。一方、丸ままあげるとどうするかというと、その場では食べません。立派な歯でガチっと咥えて、寝室(ロンは3部屋、小春は2部屋)の寝台やその下、全体をトコトコ…まるでどこで食べようかなぁと悩んでいるみたいで、「今日はここにしよう!」とだいぶん歩き回ってからやっと食べ始めることになります。

↓ロンは、このときはまず一番端から端に咥えて持って移動しました。

↓ん?でも、ここじゃないなぁ…と思ったのか

↓よいしょ!よいしょっと!!

↓真ん中の部屋の寝台上に持っていきました。

↓よし!ここで食べよう!この日はここに決めたそうです。

↓この日の小春は、頭を先に食べて…次はどこで食べようかな?

↓え!そこで食べるん?!写真撮られへんやん💦寝台の下に隠れて食べることも!

野生では、獲物を捕まえると木の上に持ち運んで食べることもあるので、寝台の上を選ぶのはそんな様子に似ているのかなと思っています。食べるところを決めたら、今度は解体!強靭なあごで、バリっと一気にかみ砕いていきます。

小春のかみ砕く音をお聞きください。

いつものあげ方に比べて非常に長く時間をかけながら食べるので、採食時間がじっくり取れます。また、内臓も一緒に食べるので、全体食にもつながり、栄養素もバランスよくとれます。でも、脂肪と胆汁は取り除きます。また、ロンは筋胃(わかりやすく言うと砂肝の部分)は砂が入っているので嫌いなようで、取り除きます!骨をかみ砕くことができるので、食べた感もしっかりあり、食べ応えがいいのかほとんど残すことがありません。

↑すごい顔のロン!!

 

ということで、食事事情はここまで!

実は、少し前のJ:COMさんのZOOっとテレビで放映された動画にも丸鶏を食べる映像があったと思いますので、ぜひご覧ください。

 

ロンは嫌いな砂肝だけど、私は砂肝は塩焼きで食べるのが好きな、ジャガー担当 河野
(※ちゃんと特売日に買ってます)

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