秘密のジュウイSHOW 2022 第2章(その1)

企画展

本日もブログをご覧いただきありがとうございます

11月3日から6日に開催された企画展「秘密のジュウイSHOW」へご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
企画展を通じ、動物園獣医師を始めとした獣医師の仕事内容に興味を持っていただければ嬉しいです。

さて、今回の企画展では私たちとしては初めて、ご来場いただいた方からの質問コーナーを設けました。
いただいた質問は後日ブログで回答させていただきます!とご案内しておりました。

たくさんのご質問や感想ありがとうございました
これから数回のブログに分けて、いただいた質問へ私たち獣医師が回答していきます!

第1弾の今回は「獣医師」という職業に関して寄せられた質問にお答えします。

Q1. 獣医さんになるのは難しいですか。犬、猫のほか、いろんな動物を診ることができるんですか(免許を取ったら)
A . 獣医さんになるには、簡単に言うと大きなテストを2回受けないといけません。獣医学部のある大学に入学するテストと、免許をもらうための国のテスト(国家試験)です。どちらも合格するための勉強は大変ですが、テストに出てくる範囲が教科書の中にある、という点では勉強しやすいです。逆に獣医さんになってからの勉強の方が、教科書に載っていないことばかりで大変です…。
それから、獣医師免許を持つと犬猫以外にもいろんな動物を診療することができます。動物園で働く私たちは、園内の動物全てが診療対象です。

Q2. 人間では内科、外科など担当医療がありますが、獣医さんはどうなのでしょうか。他施設の専門医がいたりするのでしょうか
A. 獣医さんは大学を出た時点では、ざっくりと臨床(病気を治す)とそれ以外に分かれます。
臨床獣医師の中には専門医もいます。天王寺では、獣医師が勤めていますが、外部の専門家に相談・治療をお願いする時もあります。街中の獣医さんは何科でもだいたい診てくれますが、人間が科目で分かれているのに対して、動物種で分かれている動物病院が多い印象です。

Q3. 獣医さんは何歳まで働けますか?
A. 獣医さんとしては働きたいと思う年まで働けます。というのは、免許は今のところ更新などはなく、元気な間は働くことができるからです。ただ所属している会社・団体などによって「定年」はあります。結構体力が必要な仕事なので健康が大事ですね。

Q4. 動物を大事にしている獣医さんはすごいなと思いました。獣医さんになって大変なことは?(じゅういさんになって大変な事って何ですか?)
A.  大学では習わない様々な種類の動物のことを診察しなければならないので、日々自分で勉強していかなければならないことです。他の獣医さん(他の動物園だったり、街の動物病院の獣医さんなど)と話をしたり質問したりすることも、情報をもらえるのと同時にとてもいい刺激になります。

ひとまず今回の回答はここまで!
続編も早めにあげられるように頑張ります

また、中には文章で答えるには難しいご質問もあり…(お給料の質問とか
そんな質問へは18日(日)13:30からの「とっておき話」でお答えしちゃいます

「ヒミツのジュウイSHOW」の舞台裏のおはなしをします

寒さが厳しくなり動物園が空いてくる時期ですが、暖かくしてご来園ください🧤🧣

(おまけ)
中にはお絵描きをしてくれた方もいました

お返しに私たちからも…(笑)

それではまたー

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