タイトルのとおり、クロコンドルのキール(メス)が12/17(土)に永眠いたしました。
以下、担当者からのコメントです
キールは1998年に生まれ、2001年から天王寺動物園で暮らしていました。既に亡くなったオスのナイトとの間には計3羽の子どもたちがおり、当時は子育ての様子も見せてくれていました。
食欲旺盛で、肉をガツガツ食べる姿が印象的でした。特にレバーが大好物で、隣部屋のキガシラコンドルが先に餌をもらっているのを見るとそわそわし始め、自分の分を催促するかのように飼育員の長靴をつついてくることもありました。
今年の11月中旬ごろから右足を引きずるような行動が見られたため、投薬による治療を続けておりました。そこから、足だけでなくほかにも体調不良の症状がみられ始めたため、12月5日にバックヤードへ移動してさらに治療や保温をしておりました。そこからキールも頑張ってくれていたのですが、亡くなる1週間前頃から急に食欲も落ちていき、残念な結果となってしまいました。解剖の結果様々な臓器に異常が見られ、これらが死因に関係していると思われますが、詳細については現在調査中です。
今までキールのことを気にかけていただきありがとうございました。
天王寺動物園では、クロコンドルをご覧いただくことができません。
別種のコンドル(アンデスコンドル)とキガシラコンドルはご覧いただくことができます。
なお、コロナウイルスや高病原性鳥インフルエンザの感染拡大の観点から、献花台を置くことができませんので、あらかじめご了承ください。
クロコンドルのキールを応援していただき、本当にありがとうございました。