ニホンイヌワシ「松姫」が出園します

イヌワシ

みなさんこんにちは!

今回はニホンイヌワシについてのお知らせが2つあります。

まず1つ目ですが、この度、2021年に生まれたメスの松姫(マツヒメ)の引っ越しが決まりました。

引っ越しは11月2日の予定です。(鳥インフルエンザの状況によって変更する可能性もあります)

松姫は2021年4月に天王寺動物園で生まれ、現在はバックヤードで一人暮らしをしています。
↓成長の様子は過去のスタッフブログでご覧いただけます。
https://www.tennojizoo.jp/category/blog/%e3%82%a4%e3%83%8c%e3%83%af%e3%82%b7/

そんな松姫のお相手はこちら、熊本市動植物園のオスの一颯(いぶき)くんです。

一颯くんは7歳なので、松姫にとっては少し年上になります。

ニホンイヌワシは野生での個体数が年々減っており、動物園等の飼育下での繁殖も期待されています。日本動物園水族館協会では血統登録簿を作成し計画的に繁殖を行っています。天王寺動物園では、二ホンイヌワシ専門技術員を担当する職員をはじめ、国内の個体群維持に全面的に協力していきます。松姫が天王寺動物園を離れるのは寂しいですが、ニホンイヌワシの血を繋いでくれるよう応援したいです。

なお、ニホンイヌワシが繁殖可能になるのは4歳あたりからと言われております。松姫はまだ1歳なので熊本へ行ってすぐに繁殖というわけではありませんが、ゆっくり新しい環境に慣れてもらいながら、一颯くんとも仲良くなってもらえればいいですね。

松姫は猛禽舎のバックヤードにいるのでみなさまと会うことはできませんが、運が良ければコンドル展示場横の隙間から覗きこんでいる姿が見られるかもしれません。

 

2つ目のお知らせは、神戸女学院大学 自然環境教育学研究室と共同制作した二ホンイヌワシを題材とした動画を配信します。

動画配信の目的は、「動物園の動物に関する環境保全教材を動画配信することによる啓発効果の検証」です。

ぜひご視聴いただき、コメントをお寄せください。いただきましたコメントは上記検証に活用させていただきます。
なお、コメントの使用につきましては、個人が特定されない範囲で論文や研究発表で紹介させていただく場合があります。

↓動画はこちらからご覧いただけます(天王寺動物園公式YouTubeチャンネル)

二ホンイヌワシの暮らしやすい環境を守るために私たちにできることはどんなことなのか、身近なところから行動が変わるきっかけとなれば幸いです。
ぜひ、みなさまのご意見・ご感想をお聞かせください。

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