みなさん こんにちは
本日は、「猛禽類医学研究所」さんについてご紹介したいと思います。
猛禽類医学研究所とは、保全医学をテーマに活動する獣医療機関です。
北海道の釧路市を活動拠点とし、多種の野生希少種の救護、事故や疾病での死亡原因の解明とその対策、教育普及活動など、様々な功績をおさめられています。
環境省事業として傷ついた希少猛禽類の保護、治療、リハビリテーションを行っています。
さらに、回復した個体を野生復帰させ自然環境下での行動生態を明らかにするため、ラジオテレメトリーによる追跡調査を実施しています。また、回収された希少猛禽類の死体については、病理解剖をはじめとする様々な検査を行い、その死因究明に努めています。回収された個体の多くは、人為的な影響で死亡していることが多く、とくに交通事故、感電事故、鉛中毒、発電用風車との衝突事故(バードストライク)などが大きな割合を占め、早急なる予防対策が必要とされています。
(猛禽類医学研究所HPより)
これら希少な猛禽類が傷ついたり死亡してしまったりする原因の多くは、私たち人の活動によって引き起こされています。
私たち動物園の大切な役割のひとつに、このような野生下での深刻な状況を、できるだけたくさんの方に伝えるということがあります。
その中で、このように実際に生息域の最前線で希少な野生動物たちを守ってくださっている方々の活動を紹介することもとても重要だと思っています。
そこで、猛禽類医学研究所さんのことをブログで紹介させていただくことにいたしました。
実際にここに挙げきれないぐらい様々な活動をされていますので、是非一度プロジェクトページやホームページなどを覗いてみてください。
研究所では、野生動物と私たちヒトが共存するために、さまざまな活動を実践されていますが、それらの費用は、一部が環境省から負担されているのみで、それ以外の大部分は研究所のみなさんの努力によって捻出されています。
希少猛禽類の救護活動については、「種の保存法」で指定された種(特に国が保護増殖事業を行っているシマフクロウ、オオワシ・オジロワシ)についてのみ餌や治療費の一部が環境省からもたらされているに過ぎません。
専門治療に必要な各種医療機器や、上記に該当しない傷病鳥の治療に必要な医薬品や餌そして治療費(手術費を含む)は、国内外の研究機関との共同研究、各種指導業務、講演会や著書による収入などを充てながら、私達が独自で捻出しております。
(猛禽類医学研究所HPより)
そんな猛禽類医学研究所さんが、今現在、クラウドファンディングに挑戦されています。
残すところ3日(2/16現在)ですが、この挑戦を改めて一緒に応援していただけないでしょうか?
応援の方法はたくさんあります。
私たちも昨年の春に、クラウドファンディングに挑戦させていただき、その時にも感じたことですが、もちろん、資金での支援はとてもとてもありがたいことです。
それと同時に、多くの方が情報の拡散をお手伝いいただいたことが、すごく大きな力になりました。
また、応援のメッセージにも支えられました。
どんな方法でも構わないと思います。是非みなさまも様々な形で一緒に応援しませんか?
お一人お一人の力が、合わされば、大きな力になります。
猛禽類医学研究所さんは、野生動物の生息域の最前線で希少な猛禽類のために日々尽力しておられます。私どもはその活動を心から尊敬しており、応援しています。
#めざせ支援者2000人
#猛禽類医学研究所を応援
そして、これを機に、できるだけたくさんの方に希少な猛禽類が置かれている危機的な状況が伝わり、たくさんの方の理解と協力を得ることで、野生動物と人が共存できる道が少しでも広がっていくよう、研究所のみなさま同様、私たち動物園も努力を続けていきたいと思います。