ヨウスコウワニが産卵しました!

アイファー(爬虫類生態館)

みなさまこんにちは
梅雨明けが恋しくなってきましたね

さて、今回はヨウスコウワニ担当から待望の続編です🐊

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前回のブログで、『ヨウスコウワニ恋の季節』をご紹介しましたが、その恋が一歩前進しました

ヨウスコウワニの恋の季節
皆さんワニの鳴き声って聞いたことありますか? そもそもワニが鳴くこと自体あまり馴染みがないのではないでしょうか。今回はワニの鳴き声についてご紹介したいと思います。 天王寺動物園の爬虫類館IFAR(アイファー)ではミシシッ...

なんと!ヨウスコウワニが産卵しました🥚

産卵したのは室内の展示場で飼育している個体です。このメスの展示場にバックヤード暮らしのオスを移動させて同居を行いましたが、この同居のタイミングがとても大切です

オスはいつも積極的に交尾しようとメスを追いかけ回すのですが、なかなかメスの受け入れるタイミングと合いませんでした。しかし、ついに5月中旬に交尾を確認することができました

あとは安心して産卵できる環境を用意してあげるだけです

もちろん交尾が完全に成立していないかもしれませんし、必ず産卵する保証もありません。しかし、何が起こっても大丈夫なように準備は念入りに行いました。

交尾確認から1ヶ月ほど経った6月下旬に、展示場へ産卵場の床材などの環境チェックや清掃作業で入ると、メスにいつもと違う行動が見られました。いつも人を怖がって水中へ潜ってしまう個体ですが、今回は人が近づいても逃げることはありませんでした。さらに、こちらをじーっと見ながら『シュー!シュー!』と口を半開きにして威嚇してきます。

ワニは産卵を終えると卵を守るために近づく敵を威嚇し、とても攻撃的になります。この個体にもそのような行動が見られたため、少し膨らんでいた腹部をチェックしましたが、産卵による極端な凹みなどが見られなかったので確信はありませんでしたが、産卵場所を少し掘ってみることにしました。この時もメスは水中からじっとこちらを睨みつけていました。

そして、産卵場にはヨウスコウワニ特有のマウンド(塚)が出来ていてその下を少し掘ると

なんと!土の中から白いものが出てきました。

産卵しています!興奮で手が震えました

展示場では繊細な温度・湿度のコントロールが難しいので、産卵された卵はあらかじめ準備していた孵卵器(ふらんき)にうつしました

回収した卵の中には白い帯が確認できたものもあり、これは有精卵である可能性がかなり高い証拠です。しかし、無事に孵化してくれるまでは気が抜けません。

孵化予定日は約2ヶ月後です。皆様にヨウスコウワニの赤ちゃんをご覧いただけるように最後まで気を抜かず、緊張感を持ってしっかり管理していきたいと思います。

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