動物たちのねがい〜戦争中の天王寺動物園〜

みなさんこんにちは
いつもブログをご覧いただきありがとうございます

さて、もう2ヶ月も前のことになりますが、8月4日から16日まで天王寺動物園では、戦時中の動物園展を開催しておりました。

今年は新型コロナウイルスの問題もありましたが、そんな中でも、1万人近いお客様にご来場いただきました。

本当にありがとうございます!!
戦時中の動物園ポスター

ただ、やっぱりコロナウイルスの影響もあり、例年よりは盛大にすることができませんでした。
また、いつもなら7月にもなると、「戦時中の動物園」についてのお話をしてほしいと、
あちこちの小学校からお声がかかるのですが、それも今年はほとんどありませんでした。
そこで、ブログでも戦時中の動物園について、ほんの少しだけ発信をしたいと思います。

いつもこの『戦時中の動物園展』で皆様に向けて読んでいる紙芝居があります。

それを朗読してみました。
ど素人の読み手ですが、ご容赦を。。。

これは、当園で絵の得意な飼育員が作ってくれた紙芝居です。

何回読んでも、必ず途中で泣きそうになりますし、読み終わるといつも身が引き締まる思いがします。
殺処分をされた動物たちや爆弾の犠牲になった動物たちは、どれほど苦しい思いをしたのだろうか?
この当時の飼育員の先輩方は、どれほど辛い思いをしたのだろうか?
また、この大変な時にもかかわらず、殺処分した動物たちを剥製にするという決断を下すのは、どんな気持ちだったんだろう?
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↑飼育係の原さんと後にロープで締め殺されたヒョウ
こんな悲しいことが起きるような戦争を、二度と起こしてはいけないし、このことはこれからも伝えていかなければいけない。
そして、今動物園で暮らしてくれている動物たちにより一層の愛情を込めて、大切に育てなければ…

そんな風に思わせてくれます。

過去に日本で起きてしまった悲しい事実は、もう変えようがありません。

しかしながら、過去を教訓にして未来を変えることはできると信じています。

これからも、日本が平和な国でありますように。
動物園がずーっと、動物たちと幸せに暮らせる場所でありますように。

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