ペンギンパーク&アシカワーフでのおやつ・ごはんタイムへのご質問をお答えします

カリフォルニアアシカ

皆さんこんにちは。

現在、ペンギンパーク&アシカワーフではおやつ・ごはんタイムに関するアンケートを実施しています。今回はみなさまから寄せられたおやつ・ごはんタイムへの質問にお答えします。

今回は2023年12月~2024年1月までの期間でいただいた質問にお答えしていきます。質問は一部を抜粋させていただきましたのでご了承下さい。

 

質問内容はこちら↓

 

Q、なんでペンギンは骨のある魚が食べられるのか気になります。

 

A、それは、強い消化液と消化機能をもっているためです。世界中には多くの鳥類がいます。種によって食べている物は異なり、種子類、昆虫類、肉類、魚類、甲殻類、プランクトンなどなど。中には哺乳類の骨を丸ごと飲み込むものもいます。鳥類は多種多様な環境に順応し、環境に合わせて食べる物も多様になりましたが、ペンギンも海という特殊な環境に適応した体のつくりをしています。小石も事前にのみこんでおいて、食べた魚や甲殻類などが胃の中で小石と混ざりより細かくなったものを吸収できるように進化をしました。
因みに、ペンギンに”歯”はないので、口に入れた魚は嚙まずに丸のみにします。
大きいものだと15cmぐらいの魚も、丸のみします。

アジを丸のみ🐟している様子

 

 

 

 

 

 

Q、みんな食べることができているの?

 

A、ペンギンは展示場に45羽、バックヤードに10羽飼育しています。個体によっては飼育員の手から直接アジを食べますが、中には人に近づいてこない個体もいます。その場合は、プールの中に魚を投げ込むため、誰がどれくらい食べたのか把握することは難しいです。
しかし、全ての個体がしっかり餌を食べることができています。なぜなら、翼のつけ根についているカラーリング(フリッパーバンド)を見て個体識別した上で給餌しているからです。それと併せて1羽1羽の体の脂肪の付き具合を目視で観察しているので、痩せている個体はいません。
※もし、少し痩せている個体がいた場合は、その個体がアジを食べやすいように与え方を工夫したり、魚種や給餌量を変えるなど調整しています。

アシカについては1頭づつ、専用のバケツに魚を入れており、給餌量も記録しているためより正確に把握できています。しかし、性格が強い個体は弱い個体の分まで餌を横取りしてしまうため、アシカ3頭の距離をあけて落ち着いて食べることができるようにしています。

翼の上についているカラーリング(フリッパーバンド)を見て個体識別。個体識別ができれば体調や体型の確認ができます。

 

 

Q、アシカ同士は仲が良いのでしょうか?家族以外は関わらないのでしょうか?

 

A、仲が良いという表現があっているのか難しい所ですが、休憩中は体を寄せ合ったり、お互いの鼻をくっつけてコミュニケーションを取っています。見知らぬ物を見つけた場合は、1頭が警戒すると他の2頭も一緒に警戒し始めます。ただ、喧嘩なのか小競り合いも時々ありますが、少し経つと治まり怪我をする程ではありません。


ユイを枕にするチョビ

 

 

今回は以上となります

みなさま、アンケートへのご協力有難うございました!

また、ご質問がありましたらアンケートへのご記入を宜しくお願いします📝

 

おおきに~!

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