みなさま こんにちは
現在、天王寺動物園では「ユキムラ」と「マサムネ」という2羽のオスのコウノトリを飼育しています。
以前は2羽ともご覧いただけていたのですが、昨年の秋ごろから2羽を仕切っていたネットに黒いシートを設置したため、展示場の奥側にいるユキムラがみなさんからは見えづらくなってしまいました😢(ユキムラが巣台に登っていれば見えるかも!)

園路からみたコウノトリ舎(青丸:マサムネ 赤丸:ユキムラ)
というのも、コウノトリはなわばり意識が強いため、繁殖期が近づくと自分のなわばりを守るために闘争が起こることがあります。
マサムネとユキムラも、ネット越しに何度か闘争が見られたため、お互いの姿が見えにくくなるように目隠しを設置しました。
たまに小競り合いは見られますが、2羽はそれぞれマイペースに暮らしています😊
最近は2羽とも巣作りに励んでいます。
今回はその巣作り様子を紹介したいと思います⭐︎
まずはユキムラ!
ユキムラは、高さのある巣台で巣作りをしています。
巣材用に枝やワラを入れると一目散に飛んできて、せっせと巣に持ち帰っています💪

欲張りすぎ?なユキムラ
その甲斐あって、素敵な巣が出来上がりました✨

before

after
飼育員が近づこうとすると、自分で作った巣を守るため、翼を広げて「シューシュー」と音を立てながら威嚇をしてきます🥶

怒るユキムラ
次にマサムネ!
マサムネは、ゆっくりと巣を作っています💪
池のフチの地面がお気に入りのスポットのようで、巣作りの時期になると巣材を運んでいる様子を見かけるようになります。昨年に新しく巣台を入れてみましたが、気に入らなかったようで、今年もいつものお気に入りスポットに徐々に巣材を集めています。

少しずつワラを運ぶマサムネ

お気に入りの場所で巣材を整えます (地面なので形を整えることが難しいみたいです💦)

座るマサムネ
たまに巣のある位置で座っていることもあります。なかなかレアな姿なので見ることができるとラッキーです!
今回は2羽の巣作りの様子をご紹介しました!
同じコウノトリでもそれぞれ違いが出ていて個性が光ります✨
ご来園の際は是非コウノトリ舎をのぞいてみてください👀
おまけ
バックヤードで暮らしているアフリカハゲコウのシロー