先日、食欲不振や足腰の衰えを報告したメガネグマのプッペの近況をお伝えします。
(前回のブログはこちら→最近のプッペの様子|地方独立行政法人天王寺動物園)
現在は、猛暑の時期を乗り越えてもらうためにシュート(動物のための通路)にスポットクーラーや扇風機を設置して、展示場へは出ずに涼しい場所で過ごしてもらっています。
展示場に出ていない日でも、展示場への扉を少しだけ開けて風通しを良くするよう心がけています。
また、シュートと寝室の間を歩いて運動してもらえるように、プッペの好きなものを設置するなど試行錯誤しています。
特にプッペは自分の寝る場所を整えるのが好きなようで、藁や青草を置いておくと一生懸命自分の寝るスペースに運んでいく様子も見られました。
しかし、後ろ足の衰えが著しく、現在は前足のみで体を支えて動いています。
食欲もかなり落ちていて、今まで食べていたものを口にしないことが多くなってきました。
そのため、好物であるフルーツや動物用の高カロリーな缶詰など、毎日いろいろなものを試していますが、なかなか食べてくれない日が続いています。
1993年生まれで32歳のプッペはメガネグマの中ではかなり高齢な個体です。
引き続きプッペが穏やかに過ごせるようにしていきたいと考えていますので、ご覧いただけない日が続きますがご理解のほどよろしくお願いいたします。
クマ担当者より。